古舘寛治が桐島聡を演じる映画「逃走」公開は3月、共演に杉田雷麟・中村映里子ら
「REVOLUTION+1」の足立正生が監督、古舘寛治が主演を務めた映画「逃走」が、3月より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開されることが決定。このたび共演キャストとキービジュアルが解禁された。 【画像】監督・脚本を担ったのは足立正生、過去には若松孝二や大島渚の作品にも参加している 主人公のモデルとなったのは、新左翼過激派集団である東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー・桐島聡。1975年に連続企業爆破事件の被疑者として全国に指名手配されたが、逃亡から約49年後の2024年1月25日に病院へ搬送され、4日後の1月29日に死去した。本作では、死亡の直前に本名である“桐島聡”として死にたいと語ったという彼が、逃亡生活の中に見出そうとしたものと向き合っていく。古舘が桐島を演じ、撮影は今夏に行われた。 若い頃の桐島を演じるのは「プロミスト・ランド」「ミッシング・チャイルド・ビデオ」の杉田雷麟。桐島と恋仲になる女性には「雨の中の慾情」の中村映里子、桐島と共に逃走する宇賀神寿一には「止められるか、俺たちを」のタモト清嵐がキャスティングされ、吉岡睦雄、松浦祐也、川瀬陽太、足立智充も参加している。撮影は、足立と日本大学芸術学部映画学科からの学友で、多くのテレビドキュメンタリーを手がけた山崎裕、音楽は、連続テレビ小説「あまちゃん」、「花束みたいな恋をした」「犬王」の大友良英が担った。 公開されたキービジュアルには、古舘と杉田演じる晩年の桐島と青年期の桐島が収められた。なお、配給は太秦が担当する。 (c)「逃走」制作プロジェクト2025