デビュー前夜の中村雅俊、徹夜マージャンで大遅刻…謝罪受けた石原裕次郎さんの反応に「ビックリ」
俳優の中村雅俊が、8日に公開されたタレント関根勤のYouTubeチャンネル「関根勤チャンネル」に出演。デビュー前夜の大失態を明かした。 慶大卒業後に文学座に所属した中村は、初主演ドラマ「われら青春!」(1974年)での本格デビューを前に、「太陽にほえろ!」にゲスト出演することになった。撮影日の前日、文学座の同期の家で徹夜でマージャンをしていた午前10時頃、「そこに中村くんはいないか?」と電話がかかってきた。電話を代わると「すぐスタジオに行きなさい!今日、撮影日!」と言われたという。 撮影日を1日誤って聞かされていた中村は、大慌てで撮影所へ。入り口で待ち受けていたスタッフに「とにかく裕次郎さんのところへ謝りに!」とせかされ、石原裕次郎さん(享年52)の元へ。平身低頭で謝ると、裕次郎さんは片手を挙げ「おう」と言っただけ。中村は「どこの何者かも分からない俺が2時間半遅れて、裕次郎さんがどなることなく『おう』で終わった時に、結構ビックリしちゃって」と懐の深さに驚き「まわりは大変だったけど」と笑った。 裕次郎さんが撮影日を誤って伝えられていた事情などを知っていたかは不明。「今思うと、裕次郎さん、あの時どういうつもりで俺に接したんだろう?きっと怒っていただろうね?」と、もう問うことのできない疑問を口にした。 のちに中村が主演した映画「凍河」(76年公開)に、裕次郎さんは兄役で出演した。実写映画では裕次郎さんの遺作となった作品で「本当にやることがカッコイイ。ただ、アフレコでビール飲みながらやってましたけど(笑い)どこに行っても自分を貫いてやってる」と懐かしんでいた。
報知新聞社