重岡銀次朗3度目の防衛戦は7月28日滋賀初の世界戦としてタドゥランと指名試合が濃厚
プロボクシングIBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(ワタナベ)が18日、都内のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で行われたスポーツイベントの「すみだボクシング2024年」に参加した。ミットを持ってファンのパンチを受けたり、写真撮影などを行った。「こういう機会は1年に1回。楽しみにしていました。お祭り男として盛り上げにきました」と笑顔を見せた。 昨年4月にレネ・マーク・クアルト(フィリピン)と戦い、9回KO勝ちした世界ミニマム級暫定王座決定戦がIBF年間最高試合に選出された。10日(日本時間11日)にプエルトリコ・サンファンで開催されたIBF年次総会の中で行われた授賞式に出席。記念の盾を受け取り、「こんなでっかい賞いただくのまだ早いと思いましたが、ありがたいです。楽しかったです。有名な選手とかにも会えました」。元世界3階級制覇王者フェリックス・トリニダード氏やボクシング史上初のメジャー団体世界7階級制覇の現・3団体世界女子フェザー級王者アマンダ・セラノらプエルトリコ出身の選手と交流した。 7月28日に3度目の防衛戦が滋賀・大津市の滋賀ダイハツアリーナで行われる予定。同県初となる世界戦は指名試合として、同級1位ペドロ・タドゥラン(フィリピン)と戦うことが濃厚だ。挑戦者は22年2月には、当時IBF王者だったクアルトに挑戦したが、7回負傷判定で敗れている。「久しぶりのサウスポーの相手なので、外国人の選手を呼んでやりたい」と準備を整える。「格の差見せつけて、強いことを証明したい」と意気込んだ。
報知新聞社