鞘師里保「予定を立ててするのが苦手」“時短ズボラ”とは?:インタビュー
鞘師里保が、BS松竹東急 水曜ドラマ23『めんつゆひとり飯2』(毎週水曜 夜11時から放送中)に出演。めんどうくさがり屋なズボラOLの面堂露(めんどう・つゆ)を演じる。本作は瀬戸口みづき氏の代表作である四コマ漫画「めんつゆひとり飯」(著:瀬戸口みづき/連載「まんがライフオリジナル」竹書房刊)を実写ドラマ化したシリーズ2作目。面堂露が“めんつゆ”を料理界のオールインワンと名付け、どんな料理にも使い、最強時短レシピ(ズボラ飯)を開発していくグルメコメディ作品だ。 【写真】鞘師里保、撮り下ろしカット 鞘師は幼少期よりアクターズスクール広島でダンスを始め、2011年に当時12歳でモーニング娘。9期生としてデビュー。 2015年12月31日にモーニング娘。を卒業し、その後ニューヨークへダンス留学。2020年9月から芸能活動を再開し、ドラマや舞台、ミュージカルなど活動の幅を広げている。インタビューでは、自身初となるシリーズものに臨む姿勢から、食生活で気をつけていること、“時短ズボラ”について話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】 ■ブラッシュアップの気持ちが強い ―― 2 作目は想定外だったとコメントされていましたが、昨年の現場で続編があったらいいよね、といった話題はありました? そういう話はありました! 「2作目、やれたら嬉しいよね(でも難しいだろうなあ…)」みたいな雰囲気でした。そんな中で去年の年末に「続編、決まったよ!」と聞いて、とてもビックリしました。 ――どんな気持ちで本作の撮影に臨みましたか。 私はシリーズもののドラマに参加させていただくのが初めてなのですが、露をブラッシュアップする気持ちが強いです。特に意識しているのは会話のテンポ感です。ゆるさとキレのメリハリが大事だと思っているので、前作を見返して、もうちょっとここは早くツッコミを入れた方が良かったとか、ここはまくし立てた方が良かった、逆にもっとダラッとしても良かったなど、そういった反省点を活かしたいと思いました。 ――前作ではアドリブっぽいところも結構あった印象です。 基本的に台本に沿って演じているのですが、アドリブで変な動きを入れてみたり、ちょっと声を出してみたりしています。また、一つのシーンが終わる時、余白をけっこう取るので、そこでも何かやってみたり。 ――余白ですか? CMに入るようなタイミングで撮りっぱなしにしているんです。そのときにどう動くか、アドリブでやってみたりしていました。事前に監督と話してこういう風にしようと決めたものもありましたし、その場で自然と出てしまったものもありました。とても自由度が高い現場なんです。 ――今回一番大変だったシーンは? 料理のシーンです。部分撮りすることもあるのですが、基本的には全部通しでレシピ通りに調理をするので、工程を覚えるのがかなり大変でした。大変だったんですけど、めんつゆを使った簡単料理だったので、なんとか覚えられたという感じでした。 ――本作でお気に入りの料理は? いろいろありました。レンコンと牛肉のサイコロステーキが入った炊き込みご飯がすごく美味しくて。他にもキノコとささみの和風パスタ、大学芋も印象に残っています。また、おかきにも挑戦したのですが、そのおかきにチョコレートをかけたり、新しい発見がありました。 ――面堂露の新たな魅力、こんな一面もあるんだみたいなものはありましたか。 相変わらずだなというのが一番大きな印象でした。露はズボラですけど、頭がいいというか、自分にとってベストな状況を目指す効率の良いズボラなんです。そこは意外とちゃんとしているなと思いつつ、改めて尊敬できる点だなと思いました。私がズボラになると本当にただのズボラになってしまうので(笑)。 ――露は意識の高いズボラ(笑)。なんだかんだで自炊しているから意識高いですよね。 そうなんです。露はしっかり目的があり、ダイエットをしている中でも、ちゃんと美味しいものを食べたい。健康的に生きたいという目的がしっかりあります。それをめんどうくさがらずできるようにするために頑張っています。 ――さて、新しいキャラクターとして、ギャル系女子でポン酢マスターの本栖ゆずなが登場しますね! 桃月なしこさんが演じられるんですけど、ポン酢をおすすめしてくるキャラクターで、露ちゃんもポン酢を使った料理に挑戦していきます。人が増えてその分賑やかになりましたし、本栖さんの影響を受けて、「ちょっとポン酢も使ってみようかな!?」と、チャレンジする幅が広がっていきます。 ■鞘師里保の“時短ズボラ” ――活動していく中で食事ってすごく重要ですが、鞘師さんが食事で意識されていることは? 糖質、炭水化物、食物繊維をバランスよく取るように気をつけています。その中でもタンパク質は特に気にかけています。お仕事で遠方に行く時とか、長丁場の現場の時はフリーズドライのお味噌汁を持っていったりしています。また、食事の順番も気にするようにしています。10代、20代前半の時は食べたいものだけ食べるなど、あまり自分を大事にできていない時もあったので、「ちゃんと身体を大事にしていますよ」と自分に言い聞かせています。とはいえ、今でも疲れるとたくさんお菓子を食べちゃったりするときもたまにあります(笑)。 ――露は意識の高いズボラですが、鞘師さんの時短ズボラはありますか。 掃除です。私はこの日に一気にやるとか予定を立てて掃除をするのが苦手なので、そういった時間を取らずにすむように過ごしています。お風呂からあがるときも、鏡の水を切っていれば、週末に一生懸命こすらなくても済むんです(笑)。また、洗面所にはタオルと一緒にペーパータオルも置いているんですけど、手を洗ったり、歯を磨いたりした後に、そのペーパータオルで鏡や洗面台を拭いてから1日を終えるようにしています。「汚れを溜めすぎない」というのは、時短としてやっています。 ――それはとても効率的ですね。 他にもご飯を一気に炊いて冷凍しています。今日はちょっとご飯あんまり作る気力はないけど、納豆とお味噌汁と冷凍ご飯で済ませたり。 ――最後にドラマを楽しみにされている方へメッセージをお願いします。 めんつゆレシピは毎話2 品ずつ出てくるのですが、「明日これ作ってみよう!」と思ってもらえる料理もきっとあると思います。ドラマは10月から放送ということで、秋に合わせた食材になっているので、揃えやすいと思いますし、真似していただきやすいと思います。また、料理をしなくても、1日の終わりにドラマを観てクスって笑って、ほっこりして寝てもらえるだけでも嬉しいので、放送を楽しみにしていてください! (おわり)