<春に舞う・センバツ選手紹介>/9 大阪桐蔭 徳丸快晴選手/履正社 近沢賢虎選手 /大阪
◆大阪桐蔭 ◇唯一の1年レギュラー 徳丸快晴選手(1年) 小学5年の時のけががきっかけで両投げができる。1年生唯一のレギュラーで3番打者。昨秋の公式戦全15試合に出場し、チーム最多の17打点を挙げた。 入学直後に左膝の靱帯(じんたい)を部分断裂したが、焦る気持ちを抑えて、少しずつ調整に取り組んだ。 兄は一昨年夏の甲子園で優勝した智弁和歌山の4番・天晴(てんせい)さん(現NTT西日本)。年末年始には、甲子園での戦い方について、アドバイスを受けた。 ◆履正社 ◇高出塁率、足でかき回す 近沢賢虎(けんご)選手(1年) 「出塁率が高く、足でかき回すことが自分の長所」と語る。 その言葉通り、6番打者だった昨秋の公式戦10試合は打率5割(14安打)、四死球5、盗塁5。上位と下位の打線をつなぐ活躍をした。コーチ陣にも「俊足で選球眼がいい」と信頼は厚い。 努力家が多いチームの中で、全力プレー、全力疾走、有言実行を心がける。それが、先輩方に支えてもらうことにつながった。甲子園では「どんな時も笑顔で声を出す」。