ソト争奪戦は長期化へ ボラス代理人が明言「期限を定めることはできない」球団との話し合いを重視
ヤンキースからFAとなったファン・ソト外野手(26)の移籍問題が長期化する様相を呈してきた。ソトの代理人を務めるスコット・ボラス氏(72)が6日(日本時間7日)、大リーグの球団幹部らが集まるGM会議が行われているテキサス州サンアントニオでメディアに対応。ソトに関して「彼は球団から話を聞きたがっている。個人的に(球団幹部と)会いたがっている。非常に綿密なプロセスになる。期限を定めることはできない」と説明。最終的な決断を下すまでに綿密な調査と話し合いをとことん重ねたい意向であることを明かした。 パドレスから今季加入したソトは、打率・288、41本塁打、109打点の成績を残し、しかもまだ26歳になったばかりと若く、オフのFA史上最大の目玉として注目の的。すでに、昨季の大谷の10年総額7億ドル(決定時約1015億円)に次ぐ大型契約が予想されている。 米メディアではすでに交渉に入っているヤンキースとメッツによるニューヨーク球団一騎打ちとの見方が強いが、他にもドジャースやジャイアンツ、ブルージェイズなどもソト獲得に興味を示しているとされている。 ボラス氏は大谷との比較について「あまり関係ないと思う。年齢も格も違うし、議論することじゃない」と条件の部分で大谷の待遇との比較は考慮要素ではないことを示唆。それ以上に「(ソトは)毎年、勝利を収められるよう球団がサポートしてくれることを望んでいる」とチームのバックアップ体制などを重視していることを強く訴えた。とことん勝てる環境作りをしてくれるチームはどこなのか…ギリギリまでソトは見極めるつもりのようだ。