CHIAKI(下)に逆片エビ固めを決めるSareee（©マリーゴールド）

　女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王座を保持するSareee（28）が、〝王者対決〟へ余裕を見せた。 【写真】初代UN王者の青野未来 　シングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」スターリーグ公式戦（14日、東京・新木場1stRING）では〝悪女〟CHIAKI（29）と対戦。いきなり入場時に襲われ、「Sareee」の文字が入ったたすきで首を絞められた。さらに顔面ウオッシュで追撃されると、王者の表情が一変だ。 　ドロップキック3連発であっさり逆転すると、大「Sareee」コールを背に、蹴りと踏みつけ攻撃で制裁だ。ロープに顔面をこすられ、左腕にかみつかれ、パイプイスで殴打される場面もあったが、王者は落ち着いていた。 　顔面への低空ドロップキックを命中させると、フィッシャーマンズスープレックスを発射。最後はダイビングフットスタンプをズバリ決め、貫禄の3カウントを奪った。試合後は氷のうを投げつけてきたCHIAKIを蹴りつけ、涼しい表情でリングを後にした。 　これで初戦の桜井麻衣に続き2連勝。「楽勝ですね。はっきり言って圧勝」と胸を張った。次戦16日の東京・後楽園ホール大会ではユナイテッド・ナショナル（UN）王者の青野未来と激突する。「チャンピオン同士とか言ってますけど、一緒にすんじゃねえよっていう話ですよね。私が力の差を見せつけてやろうかと思ってます」。外敵王者が、マリゴのシングル戦線を完全制圧する。