車を「2台持ち」しているご近所さんが多いです。普通車1台と軽自動車1台で「維持費」はどのくらいかかるのでしょうか?
自動車を複数所有している世帯は少なくないでしょう。世帯人数が2人以上いる場合、それぞれが仕事で車を使わなければならない場合があります。あるいは仕事で使う人と、買い物などで使用する人がいる世帯でも、複数台所有する必要があるでしょう。 車を複数持つと、維持費は高くなります。そのため、車を複数台持ちたいものの、維持費がネックになって実現できない人もいます。 本記事では、車を2台持ちした場合の維持費について解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車を2台所有する場合の維持費
車を2台持った場合の維持費は、普段の使い方はもちろん、車の年式や車種によって異なります。ここでは普通車1台と軽自動車1台を所有した場合を想定して、維持費をシミュレーションします。 なお維持費とひと口にいっても、法定費用(税金など法律で定められた費用)から、駐車場代など各世帯によって異なる費用までさまざまです。そのため一部の費用は概算でご紹介します。なお、ガソリン代は車種や使用状況で差が大きいため除外しています。 また自動車取得時に課税される「環境性能割」については、車両費用同様、維持費とは性質が少し異なるため含んでいません。 ■普通車1台の維持費 普通車は以下の条件でシミュレーションします。 ●自家用車(令和元年10月1日以後に初回新規登録) ●排気量:1.5リットル ●重量:1100キログラム ●車検:2回目以降の車検が対象(2年ごと) ●エコカー減税は考慮なし ●駐車場代は自宅の駐車スペースを使うため無料 このケースでの維持費を表1にまとめました。 表1
出典:東京都主税局「自動車税種別割」、国土交通省「自動車重量税額について【継続車検を受ける場合】」、東京海上日動火災保険株式会社「よくあるご質問(FAQ)」を基に筆者作成 ※車検基本料金や任意保険料、メンテナンス費は相場価格を記載しています。 維持費は合計で16万3625円です。月に換算すると約1万3635円でした。 ■軽自動車1台の維持費 軽自動車は以下の条件でシミュレーションします。 ●自家用車(初度検査年月が平成27年4月以後の車両) ●車検:2回目以降の車検が対象(2年ごと) ●エコカー減税は考慮なし ●駐車場代は自宅の駐車スペースを使うため無料 このケースでの維持費を表2にまとめました。 表2