今後はPHEVに一本化

ランボルギーニ・ウルスSE

ランボルギーニ・ジャパンは2024年5月23日、プラグインハイブリッド車（PHEV）の高性能SUV「ウルスSE」を国内初披露した。 【写真】システム最高出力800PS！ ハイパフォーマンスPHEVに生まれ変わった最新型ウルスの外装・内装を見る（34枚） ウルスSEは、ランボルギーニ・ウルスのPHEVバージョン。快適性、性能、効率性、 CO2排出量、ドライビングプレジャーにおいて、 既存のガソリンエンジンモデル「ウルスS」をしのぐとされており、すでに受注を終了しているウルスSや「ウルス ペルフォルマンテ」のあとを継ぐかたちで国内需要を担うことになる。 パワーユニットは4リッターV8ツインターボエンジン（最高出力620PS、最大トルク800N・m）と8段ATに組み込まれた永久磁石同期電気モーター（同192PS、同483N・m）で構成されており、システム最高出力800PS、システム最大トルク950N・mを発生。0-100km/h加速は3.4秒、最高速は312km/hと公表される。 駆動用バッテリーには容量25.9kWhのリチウムイオン電池を採用。トランクルームの床下、電子制御リアデファレンシャルの上部にレイアウトされている。 最新型ウルスたるPHEVについては、これまでの6種類のドライビングモードに加え、4種のモード（EVドライブ、ハイブリッド、パフォーマンス、リチャージ）が選べるのもトピック。EVドライブモードでは、航続距離60km、最高速130km/hのEV走行が可能となる。ハイブリッドモードではエンジンとモーターを併用しエネルギー効率と快適性を最大化。パフォーマンスモードはスーパーSUVとしての走行性能を最大限に高めるモードとされており、リチャージモードを選択した場合は、走りのパフォーマンスは維持しつつバッテリーを最大80％まで充電できるようになる。 外観においては、闘牛の尾からインスピレーションを得たという、ヘアピン状のライトシグネチャーや、新デザインのバンパーおよびグリル、テールランプ、ディフューザーなどが特徴。バックドアのデザインも変更されている。車内では、新たなヒューマン・マシン・インターフェイスを取り入れた12.3インチのセンターディスプレイや、新デザインのシートやパネル類、エアベントなどがポイントだ。 ジャパンプレミアとなった会場には、ランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ代表も姿を見せ、「2012年の北京モーターショーでウルスがデビューしたとき、今日に続く成功は誰も想像していませんでした」と、その輝かしい足跡に言及。日本における具体的な販売台数は明示しなかったものの、「ウルスSEの導入により、ウルスのセールスはさらに上向きになるでしょう」と期待をのぞかせた。またランボルギーニの電動化戦略に触れるなかで、スーパースポーツ「ウラカン」の後継モデルが2024年内にデビューすることも明らかにした。 ランボルギーニ・ウルスSEの国内販売価格は約3150万円から。デリバリーは2025年に始まる予定となっている。 （webCG）