巳年にちなんだ白蛇の飾りと季節の草花が彩るフラワーフレーム=1月9日、福井県坂井市の県総合グリーンセンター

　福井県坂井市の県総合グリーンセンターにある「花の展示温室（通称タマネギハウス）」に、巳（み）年にちなんだ新春の飾りがお目見えしている。松葉に白梅、葉ボタンなどの草花や、白蛇に見立てた木の枝で新年を彩っている。1月13日まで。 　写真撮影が楽しめる「フラワーフレーム」には赤のシクラメンと白のプリムラが咲き、紅白の色合いで新年のめでたさを表現。来園者の目を引く白蛇の飾りは、園芸資材を加工したもので「怖がられないようかわいい顔に仕上げた」（展示担当者）という。 　重箱をイメージし、色とりどりの葉ボタンをあしらった箱形の寄せ植えや、青々とした松葉も飾られている。 　約120種、5千本以上の草花を育てている温室は、冬季でも室温は10度以上。担当者は「寒い冬が続くが、きれいな花と一足早い春の暖かさを感じてもらえれば」と話していた。