同僚は「合唱指導の講習で居眠り」と最近の様子語る 金沢の県立高校教諭の男を覚醒剤所持などの疑いで逮捕 所持品から覚醒剤0.4グラム見つかる
8日夜、金沢市の公立高校に勤める55歳の男性教諭が金沢市内の住宅に侵入し、その際に覚醒剤を隠し持っていたとして警察に逮捕されました。 【写真を見る】同僚は「合唱指導の講習で居眠り」と最近の様子語る 金沢の県立高校教諭の男を覚醒剤所持などの疑いで逮捕 所持品から覚醒剤0.4グラム見つかる 住居侵入と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、石川県立金沢西高校の教員の男(55)です。 警察によりますと、この教諭は、8日午後9時半ごろ、面識のない金沢市内の男性の自宅に侵入したとして駆けつけた警察官に住居侵入の現行犯で逮捕されました。 その際、警察が所持品を検査したところ0.4グラムの覚醒剤を隠し持っていたことがわかり、9日、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕したものです。 男は住居侵入については「玄関の鍵が開いていたので勝手に部屋に入りました」と容疑を認めている一方、覚醒剤については「今は言いたくありません」と話しているということです。 ■校長「事件の前日、様子がおかしかった」 金沢西高校・佐藤昌宏校長「事件の前日、様子がおかしかった。副校長・教頭らと『今後注意を配るようにしよう』と話し合っていた矢先でした」 男の同僚「このところ、精神的に不安定な様子だった。合唱指導の講習で居眠りするなど様子がおかしかった」 警察は、覚醒剤の入手ルートなどについても調べを進めています。 石川県教育委員会によりますと、県内の教員のうち覚醒剤に関連する逮捕者はこれまでで初めてだということです。県教育委員会は「現職の教員が逮捕されたことは極めて遺憾である。今後は事実関係を確認し厳正に対処して参りたい」とコメントしています。 また、今回の逮捕を受けて佐藤校長は「生徒の心のケアを最優先に教員の規範意識を高めていきたい」とコメントしています。
北陸放送