佐賀地裁、大麻所持 白石町の20代会社員被告に有罪判決
自宅に大麻を所持したとして麻薬特例法違反の罪に問われた白石町の会社員の男性被告(24)に佐賀地裁は25日、懲役6月、執行猶予2年(求刑懲役6月)の判決を言い渡した。 松村一成裁判官は判決理由で、被告は昨年ごろから精神的に追い詰められて大麻を使用するようになったとしつつ、「くむべき事情は見当たらない」と指摘した。一方、所持量が多くないことなどを考慮して執行猶予を付けた。 判決によると、被告は9月19日、自宅に相当量の大麻を所持した。 事件を巡り、被告は麻薬取締法違反(営利目的輸入)の疑いで佐賀県警などに逮捕され、長崎税関も関税法違反(麻薬輸入未遂)の疑いで告発していたが、佐賀地検はいずれも不起訴処分としている。