オメガ「ムーンスウォッチ」、オークションで驚きの高騰 11本一挙コンプで人気白熱
オメガとスウォッチのコラボレーションモデルとして世界で人気を集める「ムーンスウォッチ」の特別モデル11本をスーツケースに収めた希少なセット「ムーンスウォッチ ムーンシャイン ゴールド スーツケース」が競売大手サザビーズのオークションに出品されている。2024年2月24日まで(日本時間では2月24日午後11時まで)、世界中からオンラインでの入札に参加することが可能だ。入札が相次ぎ連日高値を更新、推定最低落札価格の6倍まで跳ね上がった。1本あたりの単価は単純計算で10倍以上となっており、時計ファンのSNSでは価格の高騰ぶりが話題を集める。 【オークションのリンクと写真はこちら】 いまの入札額は? 時計のディテールもチェック!
「ムーンスウォッチ」コレクションは2022年に第1弾を発表。宇宙と惑星からインスピレーションを受け、オメガのアイコニックモデルである「スピードマスター」のデザイン要素も取り入れているのが特徴。バイオセラミック素材を生かしたカラフルな色にも注目が集まり、世界中で大ヒットした。2023年にはムーンスウォッチの進化形としてゴールドでコーティングした秒針をセットした「ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド」11モデルを投入した。このモデルの価格は4万5100円。 今回オークションに出品されるのはこの「ミッション トゥ ムーンシャイン ゴールド」11本×11セット。11本の時計はロゴ入りの特別なスーツケースに収められていて、スーツケース内には11都市の空港コード(東京バージョンなら羽田を示すHND)を刻印したコインも付属。空港コードは時計の側面にも刻印されている。 オークションでの収益は、オメガが2011年から支援してきたNGO(非政府組織)オービス インターナショナル(本部は米ニューヨーク)に全額を寄付する。 オービスは眼科治療が困難な地域での医療活動を担う団体。「空飛ぶ眼科病院」と呼ばれる、眼科治療や手術、入院が可能な設備を整えた航空機を使って、これまで90カ国・地域での治療を行ってきた。オメガは「今回のオークションも継続的な支援活動の一環になる」としている。