【ミャンマー】タディンジュ祭の準備進む、観光需要減少も
ミャンマー各地で、16~18日の「タディンジュ祭」の準備が進められている。だが、紛争や洪水の影響で観光需要は例年に比べ少ないもようだ。14日付国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが伝えた。 最大都市ヤンゴンと東部モン州モーラミャインを結ぶ鉄道では15~20日、帰省による利用者増加に対応するため、通常の車両数に2車両を追加して運行する。モーラミャイン駅の職員によると、同路線の乗車券はこのところ、ほぼ完売状態になっているという。 ミャンマーでは今月に入り、ろうそくの売り上げが急増。工場の供給が追い付かず、受注を停止する卸売業者も出ているという。タディンジュ祭では大量のろうそくなどに火をともすのが伝統。ヤンゴン随一の観光名所である仏塔「シュエダゴン・パゴダ」では「千灯供養」が行われる予定になっている。 中部マンダレー地域のゾウキャンプや中部の遺跡都市バガンでも観光客の増加を見込んだ準備が進められているという。 一方で、紛争や洪水の影響で観光客が訪れることができる地域が限定されていることから、タディンジュ祭期間中の観光需要は例年に比べて少ない。