「アントニーは現時点で標準に達していない」

ユナイテッドからの関心が囁かれている久保。(C)Getty Images

　レアル・ソシエダでハイパフォーマンスを発揮している久保建英には、複数のメガクラブからの関心が取り沙汰されている。 【動画】まるで格闘技！悪質ファウルに久保が激昂 　ここにきて過熱しているのが、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に動いているという報道だ。精彩を欠く右ウイングのアントニーを放出し、日本代表MFを後釜に据えるというプランだ。 　そんななか、ユナイテッドの専門メディア『MANCHESTER UNITED NEWS』は、「マンチェスター・ユナイテッドがタケフサ・クボに提示する驚異的な年俸に誰もが驚く」と題した記事を掲載。「ユナイテッドはすぐに獲得したいと考えているかもしれない」と報じた。 　同メディアは、「ユナイテッドの主な懸念は、攻撃を変えていく必要があるという点だ。今シーズンはあまりゴールを生み出していない。ストライカーのサポートを強化したいと考えており、まずは新しいウインガーをチームに連れて来ることから始めるかもしれない」と指摘。ブラジル代表アタッカーをこう糾弾した。 「アントニーは現時点で標準に達していない選手の一人である。スターターであるのは、彼が監督と過去（アヤックス時代）から関係を持っているためだ」 　記事は「これにより、レッドデビルズは、すぐに右ウイングのポジションをカバーできる選択肢を列挙することになり、そのトップにクボが浮上した。ユナイテッドはすぐに契約を完了したいと考えているようだ」と伝え、その条件についてこう綴っている。 「クボがユナイテッドに加入した場合、約800万ユーロ（約12億4000万円）にすることが確認されており、これが現在スペインでもらっている200万ユーロと比較すると、はるかに高額だ」 　そして、「クボについての懸念は契約に5000万～5500万（約77億5000万～85億2500万円）ユーロの金額に達する必要があるという事実だが、レッドデビルズは、実現する準備はできているかもしれない」と締め括っている。 　久保が重視しているチャンピオンズリーグから脱落したユナイテッドに、今冬に籍を移す可能性は、アジアカップがある点を考慮しても極めて低いだろう。だが、来夏であればない話ではないかもしれない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部