ロイヤルエンフィールド ショットガン650がついに日本上陸! 空冷650ccエンジンの走りと唯一無二のスタイリングを速攻レビュー
日本では8月頃発売予定! 空冷並列650ccエンジンのロイヤルエンフィールド ショットガン650
非常に個性的なスタイリングを持つロイヤルエンフィールド(ROYAL ENFIELD)の「ショットガン650(SHOTGUN650)」が、3月22日(金)から24日(日)まで開催の東京モーターサイクルショーでお披露目されました。 【画像16点】ロイヤルエンフィールド・ショットガン650を写真で解説!全カラーバリエーションも紹介 発売されるのは2024年8月ごろとのことなので少し先ですが、それに先立って、アメリカ・ロサンゼルスで試乗の機会を得たので、そのインプレッションをお伝えします!
バイクの根本的な楽しさを味わえる
このクルーザーともネイキッドともカテゴライズできない斬新なモデルは、多様化するカスタムカルチャーからインスピレーションを得て開発されました。 カスタムを愛する人々の創造的なエネルギーと、ロイヤルエンフィールドのDNAが融合し、独特のルックスに仕上がっています。 空冷パラレルツインとスチールフレームは、2023年に日本上陸したクルーザー「スーパーメテオ650」と共通です。しかし、タイヤサイズやフロントフォーク、乗車姿勢はかなり変更されていて、スポーティな性格になっています。 今回の国際試乗会では、市街地、ハイウェイ、ワインディングとバラエティに富んだコースが設定されていました。そしてショットガン650はどんなシチュエーションでもレスポンスのいい走りを見せてくれたのです。 まずシート高はスーパーメテオより高く、低めのバーハンドルで軽く前傾姿勢になります。と言ってもスポーティすぎる訳ではなく、リラックスできる自然な姿勢という印象でした。 さっそく270度クランクの空冷2気筒エンジンを始動させます。エンジン&エキゾーストの音量はジェントル。嫌な振動もありません。走り出せばスムーズかつトルクフルに低速から力強く加速していきます。シフトチェンジむスムーズです。 街なかでは総じて従順な乗り味で、慣れないLAのダウンタウンもリラックスした気分で走れました。 高速巡航の安定性も悪くありません。とは言えカウルのついたツアラーではありませんので、100~120km/hくらいのクルージングまでが快適ゾーン。あまり回転を上げすぎると、ステップに微振動を感じました。 リヤサスのトラベル量が若干少なめなのか、段差を通過する際のショックは強く感じますが、シートのクッション性が優れているため腰に大ダメージを受けることはありませんでした。 ワインディングではワイドなトルクバンドのおかげで気負わずに楽に走れます。重量は240kgと見た目より重いものの、コーナリングは軽快。ショーワの倒立サスペンションと18インチタイヤの組み合わせは、鋭くはないのですが思いどおりのラインをトレースできます。 ハイスピードでのコーナリングも難なくこなし、穴やひび割れがあるLAの荒れたワインディングでも安定した走りを披露してくれました。 エンジンは上までよどみなく回りきるので、ガンガン攻めても楽しいバイクです。ただし、バンク角は小さめなので結構簡単にステップを擦ってしまうかも。 唯一無二のスタイリングと誰でも楽しめる運動性能を兼ね備えたショットガン650。一日中、200km以上の距離をかなりのハイスピードで走り回っても大して疲れず、バイクの根本的な楽しさを存分に味わえました。 日本でも早く走らせてみたいバイクです。 ちなみに価格はスーパーメテオ650と同程度の100万円前後になりそうです!