「きみの色」釜山国際映画祭に出品決定、山田尚子と鈴川紗由が登壇
全国ロードショー中のアニメーション映画「きみの色」が、第29回釜山国際映画祭アジア映画の窓部門の正式招待作品として選ばれ、韓国プレミア上映が行われるとわかった。同映画祭は、現地時間10月2日から10日にかけて開催される。 【動画】アニメ映画「きみの色」予告編はこちら 釜山国際映画祭は、国内外の約300作品が上映され、来場者数は約20万人を記録するアジア最大規模の映画祭。アジア映画の窓部門はアジアが誇る才能豊かな映画監督たちの優れた作品を紹介するもので、過去には吉田恵輔監督作「愛しのアイリーン」、瀬々敬久監督作「楽園」、沖田修一監督作「おらおらでひとりいぐも」などが選出された。同部門からは、最優秀賞にあたるキム・ジソク賞が選出される。 同映画祭の舞台挨拶には、監督の山田尚子とキャストの鈴川紗由が登壇。山田は「映画祭の規模が大きすぎて想像がつきませんが、とても光栄なことで、とにかく楽しみたいと思っています」と心境を伝える。国内外を含め、初めて映画祭に参加する鈴川は「全世界の方に『きみの色』の鮮やかで美しい色と音楽をお届けできる日を楽しみにしています」とコメントした。 「きみの色」は、人の感情が色として見える少女・日暮トツ子が、美しい色を放つ少女・作永きみ、音楽好きの少年・影平ルイとバンドを組み、離島の古教会で心を通わせていく物語。鈴川に加えて高石あかり、やす子、悠木碧、寿美菜子、戸田恵子、新垣結衣も声のキャストに名を連ねた。 ※吉田恵輔の吉はつちよし、高石あかりの高ははしごだかが正式表記 ■ 山田尚子 コメント 映画祭の規模が大きすぎて想像がつきませんが、とても光栄なことで、とにかく楽しみたいと思っています。舞台挨拶では鈴川さんと一緒に、映画を楽しんでつくったエピソードや、今回オリジナル作品で観客の皆さんも未知数な部分があると思いますので、少しでもリラックスして観ていただきたい、というお話ができたらと思っています。 ■ 鈴川紗由 コメント オーディションから始まり、監督やキャスト、沢山のスタッフさんが一丸となって作り上げた「きみの色」が釜山国際映画祭で上映されることがとても光栄です。また私自身初めての映画祭に監督と登壇できること心から嬉しく思います。国境を越え、観た人に感動や勇気を与えてくれるアニメーションの力は素晴らしいものだと改めて感じています。全世界の方に「きみの色」の鮮やかで美しい色と音楽をお届けできる日を楽しみにしています。 (c)2024「きみの色」製作委員会