10代女性、バイト先で従業員から性的暴行受け自殺か 台湾マックが謝罪
(台北中央社)台湾マクドナルドの店舗で、アルバイトの10代女性が従業員から長期にわたり性的暴行を受け、その後自殺していたとみられることが分かった。同社は27日、声明を通じて謝罪した。今後は社内に専門の委員会を立ち上げるなどして、同様の問題に即座に対応できる体制を整えるとしている。 事態は短文投稿サイト「スレッズ」に女性の母親が関連の文章を投稿したことで明るみに出た。母親は24日に報道陣の取材に応じ、女性は2022年8月に働き始め、約1年にわたり従業員から10回以上性的暴行を受けたと説明した。女性は退職したがうつ病と診断され、その後自殺した。 これを受け、台湾士林地方検察署(地検)は捜査を進めている他、台北市政府労働局は25日、台湾マクドナルドに対して男女雇用機会均等法に相当する「性別平等工作法」に違反したとして100万台湾元(約480万円)の過料を科したと明らかにした。 台湾マクドナルドは、社会の期待に背いたことについて深くおわびすると謝罪。内部での調査を経て加害者は解雇したと明らかにした。再発防止に着実に取り組むとしている。 (汪淑芬/編集:齊藤啓介)