史上最悪…プロ野球のお騒がせ助っ人(4)”問題児”はメジャーで躍進
プロ野球の世界では、助っ人外国人選手の活躍がチームの順位に直結するといえる。もちろん期待通りの活躍を見せた選手も多くいるが、衝撃の形で日本球界を去った選手もいた。そこで今回は、歴代の助っ人外国人選手の中でも、日本球界を騒がせる形となったプレーヤーを紹介する。
ユリエスキ・グリエル
出身:キューバ 投打:右投右打 身長/体重:183cm/89kg 生年月日:1984年6月9日 メジャーリーグの舞台で活躍を続けているユリエスキ・グリエル。日本でも成績自体は悪くなかったが、難しい側面をもつ選手でもあった。 キューバ国内リーグでは毎年のように打率3割・出塁率4割という好成績を残し、長打力も光っていたグリエル。本人も日本でプレーしたいという気持ちをもっており、2014年5月にDeNAとの契約が発表された。 入団から1ヶ月後の6月に初アーチを放ち、日本球界でのスタートは上々だった。しかし、飛行機に乗りたくないという理由から7月の沖縄遠征を拒否。主砲としての活躍が求められている選手が帯同を拒否したことは、大きな物議を呼んだ。 来日1年目は62試合出場ながら、打率.305・11本塁打と一定の活躍を見せたが、2年目はけがを理由に来日すらせず。球場での勇姿も見られないまま4月2日に契約解除となった。 その後、MLBのヒューストン・アストロズに活躍の場を移し、2021年にはア・リーグ首位打者(.319)を戴冠。翌2022年にはワールドチャンピオンに輝いた。
ベースボールチャンネル編集部