東洋大は注目ルーキーが躍動 松井海斗「1年生の中でも切磋琢磨」 宮崎優「ライバル。負けたくない」/全日本大学駅伝関東選考会
全日本大学駅伝の関東地区選考会が23日、神奈川・相模原ギオンスタジアムで行われ、2年ぶりに出場した東洋大は2位で通過を決めた。1校2名ずつ4組に分かれて1万メートルを走り、8人の合計タイムを競うレース。1組目で松井海斗(1年)が29分25秒69で1着を取ると、2組目では網本佳悟(3年)が29分50秒85でトップ。宮崎優(1年)も積極的な走りで29分53秒97の4着に入った。3組目でもエース格の石田洸介(4年)が28分58秒11で1着でゴール。留学生らが集まる最終4組では小林亮太(4年)が28分54秒89の8着、主将の梅崎蓮(4年)が28分58秒71の11着とまとめた。 今季、東洋大には注目ルーキーが集まった。1組目を走った松井は、強豪の埼玉栄高出身で昨年12月の全国高校駅伝では1区区間2位に入った世代トップクラス。東洋大入学後も5月の関東学生対校選手権(関東インカレ)男子1部5000メートル5位入賞を果たすなど結果を残している。今大会では組トップでチームを勢いづけ、「勝ち切ることができてよかった」。駅伝シーズンでの活躍も期待されるルーキーは「1年生の中でも切磋琢磨して練習できている。競争心を持って、3、4年生を食ってやるぞと、いろんな大会、駅伝で多い人数で走ってやるぞという気持ちで取り組んでいる」と力強く語った。 全国高校駅伝1区で松井に次ぐ区間3位だった宮崎も2組4着。上位に入ってチームに貢献し、「集団走が苦手だったが、この大会に向けての合宿で集団走やペースが遅い中での練習もしたので冷静に対処できた。ひるまず前へと練習でも意識してやっていた」と振り返った。1組で1着を取る同期の松井から刺激を受けたといい、「(松井は)同じ1年生でもライバルで、負けたくない思いがある。1組目の走りを見て自分も頑張ろうと思った」と語った。