ハリス氏「すべての米国民のための大統領になる」 “議事堂襲撃”いわく付きの場所で演説
日テレNEWS NNN
アメリカ大統領選が来週に迫る中、ハリス副大統領はワシントンで演説し、「全てのアメリカ国民のための大統領になる」などと訴えました。 ハリス氏は今回、議事堂襲撃事件の直前にトランプ氏が演説したのとあえて同じ場所で演説することで、有権者に事件を思い起こさせ、トランプ氏と自身の違いを徹底して強調しました。 ハリス副大統領 「トランプは約4年前にこの場所で議会へ武装した暴徒を送り込んだ。自由で公正な選挙で示された人々の意思を覆すためにだ。自身が負けたと知っていたのに」 ハリス氏は冒頭、この場所が議事堂襲撃事件の直前にトランプ前大統領が支持者に「議会に向かって歩こう」とあおる演説をした同じ場所だと強調しました。その上で、トランプ氏について「不安定で、復しゅうに取りつかれ、不平不満で頭がいっぱいで、野放しの権力を狙った人物だ」などと批判しました。 ハリス副大統領 「トランプと違い、私は反対する人々を敵だとは思わない。トランプは刑務所へ送りたいだろうが、私は(対話のため)場を用意する」 アメリカメディアによりますと、会場には4万人の支持者が集まり、会場の外で2万人が演説を見守ったということです。 直前まで支持率がきっ抗する異例の選挙戦となる中、ハリス氏はトランプ氏が返り咲いた場合の危険性を強調した上で、アメリカには新しいリーダーが必要だと訴えました。