【新NISAシミュレーション】積立投資「毎月3万円」を20年間続けたら年3%と5%で約250万円の差が…
「新NISA」が2024年からスタートし、以前よりもNISAという言葉を聞く機会が増えたのではないでしょうか。 【写真3枚】積立投資「月3万円」・「想定利回り3%・5%」・「20年間」のシミュレーション結果 NISAは、運用して得た利益が非課税になる制度です。 昨今、将来資金の不安から投資を始める人が増えており、初心者でも始めやすいNISAの口座開設数は年々増加しています。 今回は、積立投資で「月3万円」積み立てたときの期待値をシミュレーションしました。 想定利回り3%と5%のケースで比較したシミュレーション結果も掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISA(ニーサ)制度をおさらい
まずは新NISA制度について今一度おさらいしておきましょう。 ●【新NISAのポイント】 ・非課税保有期間は無期限 ・口座開設期間は無期限 ・「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能 ・年間投資枠は年間360万円(成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」) ・非課税保有限度額(総枠)は最大1800万円 ・非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能 上記のとおり、新NISAは老後資金の準備に向けた資産運用に適した制度です。 とくにつみたて投資枠は、長期間にわたって継続的に少額で積立投資を行えるため、投資初心者でも始めやすいでしょう。 では、積立投資によって資産をどのように増やせる期待があるのか、シミュレーションしてみましょう。 今回は、「毎月3万円の積立投資を想定利回り3%で20年間継続した場合」の期待値をシミュレーションします。
【新NISA】積立投資「月3万円・20年間・想定利回り3%」でシミュレーション
では、新NISAのつみたて投資枠を活用して、「月3万円」の積立投資を20年間継続して行った場合、資産をどれくらい増やせる期待があるのでしょうか。 想定利回り3%でシミュレーションしていきます。 ●【新NISA】積立投資「月3万円・20年間・想定利回り3%」のシミュレーション結果 ・984万9000円(元本720万円+利益264万9000円) 毎月3万円の積立投資を、ずっと年3%で運用できたと仮定すると、20年間で約1000万円をつくることができます。 このうち元本は720万円です。運用効果によって、約265万円も増える可能性があるということになります。 また、NISA口座を活用することで、この利益をまるまる受け取ることができるのも大変大きな魅力でしょう。 NISA口座ではない通常の課税口座では、利益に対して約20%が課税されます。 利益が264万9000円だったら、税金約53万円を徴収され、手取りは212万円にまで減ってしまいます。