ともに初勝利を目指す対戦、ヴォレアス北海道がホーム・旭川でサントリーサンバーズ大阪を迎え撃つ。SVリーグ男子第2節
10月19日(土)と20日(日)、『大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)』の男子第2節、ヴォレアス北海道とサントリーサンバーズ大阪の試合が行われる。
ヴォレアス北海道は2016年に創設され、プロバレーボールクラブとして北海道の旭川をホームタウンに躍進を続けている。昨シーズンは初のVリーグ ディビジョン1に昇格し、3勝33敗と苦戦したが、エースの張育陞を中心にチームの成長を感じさせるシーズンとなった。そして、今季は池田幸太やリベロの荒尾怜音が加入、また陳建禎が7シーズンぶりに復帰するなど選手層が厚くなった。
そのヴォレアスは開幕節で日本製鉄堺ブレイザーズと2連戦を戦った。10月12日のGAME1は2セットを連取しながらも、最終的に2-3で逆転負け。翌日のGAME2でも1-3で敗れ、開幕2連敗となった。
GAME1では第1セットと第2セットを連取。張を中心に攻撃が機能し、陳やエストニア出身のティモ タンメマーの強力なサーブで優勢に試合を進めた。しかし、第3セットからサーブミスが目立ち始め、流れを失うと3セットを連取され、開幕戦を飾れなかった。クライン エドHC(ヘッドコーチ)は「サーブがうまくいかなかった時の代替案がなかった」と振り返っている。
GAME2は第1セットを取られた後、第2セットを張と陳の活躍で26-24と奪い返した。しかし、第3セット以降は日鉄堺BZの高さとパワーに押し切られ、セットカウント1-3で敗戦。ブロックポイントでも日鉄堺が15本、ヴォレアスが8本と大きく差がついた。
それでも、GAME2ではサーブを修正し、サーブ効果率を改善するなどの収穫もあった。また、これまで張への依存度が高かった攻撃も、オプションを増やし幅が出てきている。タンメマーら新戦力の活躍も見られ、今後への手応えを感じさせた。
一方、高橋藍(高ははしご高)が加わった昨季のVリーグ王者・サントリーサンバーズ大阪は、大同生命SVリーグの開幕戦で大阪ブルテオンとの試合に臨んだ。