マエケンはFA市場で売れ残った「ネクスト5」の一人!
ポスティングによる米国移籍を目指している広島の前田健太(27)の入札の締め切りが2週間を切った。申請から1か月がその入札期限で、年明けの現地時間9日(アメリカ時間8日)がデッドライン。茶番のポスティング申請をした元ヤクルトのバーネットと違い、マエケンの場合は期限までに入札がないと、来オフまで再申請はできずに保有権を持った広島に残留することになる。 ただまだ2週間あるとの見方もできていて、アメリカのメジャー移籍についての大手情報サイト「トレード・ルーマー(移籍の噂)」が、独自の調査によって格付けした今オフのFAランキングのうち、売れ残ったトップ10を紹介、アレックス・ゴードン外野手、ジャスティン・アップトン外野手、クリス・デービス内野手、ヨハネス・セスベデス外野手、イアン・デズモンド内野手らの「トップ5」に次ぐ「ネクスト5」として5人の名前をピックアップ。その中に前田健太の名前が入った。同サイトでは、この5人のうち誰が一番最初に契約を勝ち取ると思うか?という読者のアンケートまで始めた(ちなみに現在、マエケンは2位)。 同メディアが、「ネクスト(次なる)5」として、ピックアップしたのは、元中日で今季はオリオールズで11勝を挙げたチェン・ウェイン(30)、マエケン、前カブスのデクスター・フォウラー外野手(29)、今季は、アスレチックス、アストロズで7勝11敗だったスコット・カズミアー(31)、前パドレスでかつての20勝投手、イアン・ケネディ(31)の5人。 現在残っている「トップ5」に比べて、「ネクスト5」のほうが値段もお買い得で、マエケンやチェンらが、デズモンドら以上の契約を取り付けても不思議ではないという見通しを明らかにした。
だがその一方、「ネクスト5」が、ぞれぞれ抱えているデメリットな点も紹介。マエケンに関しては2つ以上の障害があって、ひとつは、年俸以外に24億円が必要になってくるポスティングの入札費用、もうひとつが誰もがマエケンがメジャーでどれだけ投げれるかがわからないという未知の部分だという。 マエケンの移籍先としては、岩隈久志との契約が破談になるなどして先発陣の補強が急務なドジャースが最有力。資金力もあって、ポスティングの24億円も問題にはならない。マエケン自身も、日本人に環境が適している西海岸を本拠地にしているチームを希望していて、自らが直接ロス入りして視察するなど、交渉も大詰めに入っていると見られている。 その一方で不気味な沈黙を守っているヤンキースのファンサイトが、マエケンのヤンキース入りの可能性の是非を議論するなど、1月8日のポスティングの入札の締め切りまでには、「ネクスト5」として名前が挙げられたほど先発投手としての評価が高いマエケンに、ドジャース以外のサプライズ球団が現れても不思議ではない。