「高まる需要に生産体制を確保」熊本・南関町に荏原製作所の3つ目の工場が竣工 半導体のウエハーを研磨する『CMP装置』を製造し生産能力は1.5倍に
熊本・南関町にある半導体製造装置を造る荏原製作所の新たな工場が完成した。 【画像】工場で製造される『CMP装置』
稼働は2025年5月ごろ数百人規模の雇用も
『CMP装置』と呼ばれる、半導体のウエハーの研磨機械を造る荏原製作所は、2001年に熊本工場の操業を開始。2016年には2つ目の工場を増設した。 そして12月19日に3つ目の工場が完成。世界的に高まる半導体市場の需要に対応し、安定した生産体制を確立するとしている。 新たな工場の稼働は2025年5月ごろの予定で、生産能力は1.5倍に拡大。数百人規模の雇用を計画している。 (テレビ熊本)
テレビ熊本
【関連記事】
- 富士フイルムが熊本拠点で『CMPスラリー』の生産能力を増強へ AIなどの先端半導体の需要拡大を見込み20億円投資 更に『カラーフィルター材料』では60億円投資も
- 半導体関連装置製造の『テクノクリエイティブ』が熊本・益城町に新工場建設へ 総工費約28億円で2025年12月完成に2026年4月稼働開始目指す
- 菊陽町が区画整理の将来ビジョン策定に三菱商事や三井不動産と協定 総合商社の強みに渋滞解決へ 複合的まちづくりに駅生かした土地開発
- 菊陽町がJR豊肥線の新駅の開業時期延期を発表 JR九州は新駅開業を2029年春以降へ 公共交通とまちづくりが一体となった計画策定し区画整理行う
- 「顔が見えるコミュニケーション続けたい」TSMCの子会社・JASMが菊陽町でイベント初開催 地下水保全や渋滞への取り組みなども紹介