KOKOZの右フックにカウンターの左ヒジを打つチョン、壮絶な打ち合いに

ONE Friday Fights 80 2024年9月20日（金）タイ・ルンピニースタジアム 【写真】激闘を物語る1枚、激しい打ち合いに ▼第3試合 キャッチウェイトムエタイ（53.0kg）3分3R 〇エミリー・チョン（香港） [判定3-0] ×KOKOZ（TRY HARD GYM） 　KOKOZ（ココゼット）こと小原ここは、ムエタイとももいろクローバーZを愛し、2019年6月に無敗のままスック・ワンキントーン女子ミニフライ級王座を獲得。その後、スーパーフライ級も制して二冠王を達成。2021年11月にはS1レディース2021スーパーフライ級王座決定戦でルイに判定負けで王座獲得ならず。 　2022年2月にはRISEで現RISE QUEENバンタム級王者の聖愛から勝利も、その後はルイ（不戦敗）、ナンポン、村上悠佳、辻井和奏に泥沼の4連敗。しかし2024年5月のムエロークで縦ヒジによるTKO勝ち、6月1日には台湾で初回TKO勝ちと連続KO勝ちで波に乗り、6月14日の『ONE Friday Fights 67』に初出場するとサワラート・シットクルジャ（タイ）に判定勝利を収めた。ONEでの2連勝なるか。 　相手のチョンはタイでムエタイを学ぶ18歳でムエタイスタイル。オールマイティーなスタイルだという。ONE初参戦。 　1R、右ローの蹴り合いからチョンがKOKOZの蹴りをキャッチして右ストレート。前に出るチョンは左右のヒジを打ち込み、前に出ると右アッパー。KOKOZも至近距離で打ち合うが、チョンは左ヒジをヒットさせる。KOKOZが左右フックから右ストレート、チョンの縦ヒジに縦ヒジを合わせる。 　チョンの右フックにテンカオで応戦するKOKOZ。接近戦を仕掛けるチョンにジャブを打つKOKOZ。飛び込みのワンツーでKOKOZがヒットを奪い、左ボディを打ち込むとチョンもすかさず左ボディを打ち返す。 　2R、KOKOZはジャブと右ロー、チョンは飛び込んでの左ヒジを打つ。前に出て左右のヒジを打つチョンにKOKOZは一瞬くらっとしたようだが、すぐにパンチを打ち返す。積極的に前へ出て手数が止まらないチョン。KOKOZは左ボディと左右フック、チョンも左ボディを打ち返す。KOKOZのワンツーがヒットし、前へ出るチョンをKOKOZは前蹴りで吹っ飛ばす。チョンがガンガンとパンチで前へ出ていくが、KOKOZも左右フックで応戦。両者バチバチに打ち合う。 　3Rも打ち合いからスタート。KOKOZが左右フックから右ミドル、互いにヒジを打ち合う。チョンは首相撲からのヒザに持ち込み、離れると右ミドルも蹴る。KOKOZが左フックをヒットさせると、チョンはヒザからパンチとヒジを打つがKOKOZが右フックを強打。手数とスピードが落ちてきたチョンにKOKOZが左右フックをヒットさせていく。それにヒジで応戦するチョン。二段飛びヒザ蹴りを放つチョンに、KOKOZは当たっていないが尻もちをつく。 　打ち合いは最後まで続き、勝敗は判定へ。判定は3-0でチョンが熱闘を制した。