【ボクシング】日本ヘビー級王者・但馬ミツロ復活のTKO 9カ月ぶりリングで肉体改造の成果示す
<ボクシング:ヘビー級ノンタイトル8回戦>◇21日◇ツインメッセ静岡◇観衆1500人 【写真】復活のTKO勝ちを飾った但馬ミツロ(左) 日本ヘビー級王者・但馬ミツロ(30=亀田)が復活のTKO勝ちを飾った。 今年3月にプロ11戦目で初黒星を喫し、9カ月ぶりにリングに上がった。11勝(9KO)1敗の戦績だったベネズエラのロスメン・ブリト(34)と対戦。1回2分過ぎに左ボディーでダウンを奪い、立ち上がったところに猛ラッシュで2分21秒TKO勝ちした。ミツロの戦績は11勝(9KO)1敗となった。 「正直、最初は今までにない感情でリングに上がった。自分は前の試合で負けてよかったと思っている。何もかも変わって、ただボクシングで強くなりたいと思って生活している」 亀田興毅氏(38)の「亀田ジム」に所属を移し、肉体改造を含め一から取り組んだ。その成果を大きな結果に導いた。「重量級は国内では未開拓な階級。世界を狙うのは『無理だ』と言われる中で、自分が伝えたいのは一緒に頑張りたい。それを体現したい。自分は天才ではなく、たくさん負けて今がある。重量級のパイオニアとして自分が引っ張っていく。みんなに夢を見せたい」と誓った。 目標の日本選手初の世界ヘビー級王者へ。初黒星の屈辱から鮮やかにはい上がってきた。