通天閣で幸福と五輪活躍祈願の豆まき クレー射撃・東京五輪代表の中山由起枝選手ら
通天閣で幸福と五輪活躍祈願の豆まき クレー射撃・東京五輪代表の中山由起枝選手ら
大阪の幸福を祈願して「鬼は外」──。大阪市浪速区の観光名所で国の登録有形文化財「通天閣」で31日午前、恒例の節分福豆まきが行われ、東京五輪クレー射撃代表に内定した中山由起枝選手(日立建機)らが元気に豆をまいて幸福を祈願した。 【映像】遠くへ豆を飛ばす中山由起枝選手
この豆まきは、通天閣で大阪府民・市民の繁栄と幸福を祈願するというもので今年で64回目の開催となる。毎年、各方面で活躍中の著名人が豆まきを行っているが、今年は中山選手と追手門学院大学学友会応援団チアリーダー部「SOLDIERS」の8人が豆まきを行った。 中山選手は、2000年のシドニーをはじめ、北京、ロンドン、リオデジャネイロの各五輪に出場。昨年11月に行われた射撃のアジア選手権でも決勝で3位に入り、東京五輪・日本代表に内定した。
SOLDIERSは野球やアメフトなど応援団の一員として試合応援を行い、2018年の「FISU 世界大学チアリーディング選手権大会」の Cheer Pom Doubles 部門で銀メダルを獲得するなど、国内外の競技大会で奮闘している。 今回は、国内外の大会で活躍する女性らが元気に「鬼は外」と豆をまくと、通天閣の来場客らもあたたかい拍手を贈っていた。 「きょうは2020年東京五輪まであと半年。私自身も縁起を担ぎたいと思っています」と気合十分で豆まきに臨んだ中山選手。高校などではソフトボール選手として活躍しただけあって、豆を勢いよく遠くへとばした。イベントの司会者は「これまでの豆まきで最高の飛距離」と絶賛すると、集まった人たちから再び大きな拍手が贈られていた。
中山選手は、豆まきを前に市民らにクレー射撃の内容を説明。また、自身が子育てをしながら競技に臨んでいることも話し、自分が頑張ることで子育てで悩んでいる多くのママさんたちを励ましたいと話していた。