「名探偵コナン」仕様の「スーパーはくと」が“コナン駅”へ 夢のコラボを大歓迎(鳥取・北栄町)
山陰中央テレビ
特急「スーパーはくと」の運行開始30周年を記念して「名探偵コナン号」が特別運行されました。目指したのは鳥取県北栄町の「コナン駅」。ありそうでなかった初めての特別列車です。 北栄町にある山陰線の由良駅。人気まんが「名探偵コナン」の作者・青山剛昌さんの出身地にちなんで「コナン駅」の愛称がつけられています。その「コナン駅」のホームに姿を見せたのは…。 JRの特急「スーパーはくと」。コナンづくしの特別仕様が人気の「名探偵コナン号」です。鳥取県と関西を結ぶ「スーパーはくと」通常、鳥取か倉吉が終点。倉吉より西にある由良駅に姿を見せることはありません。しかし12月1日は、智頭急行の運行開始30周年を記念して特別に由良駅まで運行。「コナン号」が「コナン駅」に停車する、夢のコラボが実現しました。 ただ通常は車両の多い列車がとまらない由良駅。ホームの長さはギリギリ。列車の乗降口とホームの高さが合わず、可動式のスロープが設置されました。何もかもが「特別」なこの列車、38人のコナンファンがホームに降り立ち、鳥取県の平井知事、そして青山剛昌さんと同級生という北栄町の手嶋町長が歓迎し、さっそく記念撮影です。 北栄町・手嶋俊樹町長: やっと念願が叶ったと思います。大阪の方から来てここで停まって、そのままコナン一色で帰っていただくのが一番いい流れなので、うれしく思う。定期的になればうれしい。 乗客: 念願叶ってやっと乗れた、うれしいです。コナンの列車に乗ってコナンの所に来るという“コナン祭り”でうれしいです。 この後、ツアー客が向かったのはもちろん「聖地」青山剛昌ふるさと館。コナンくんの出迎えを受け、大満足の様子でした。 乗客: 由良まで来てくれて、そうすると観光時間もたっぷりとれて、とてもいいなと思って、今後もこういう企画があったらいいなと思っています。 スーパーはくとで「直結」され、「聖地」を巡るファンにとってもメリットは大きいようです。平井知事も…。 鳥取県・平井知事: 長年JRに我々のはくとの延伸をお願いしています。そういう中で今回、観光列車として由良駅・コナン駅までというのがようやく実現しました。まずは第一歩だと思っています。 鳥取県は、スーパーはくとの「コナン駅」までの運行拡大を要望、今回の特別運行が実現への一歩になればと期待しています。
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