「星の光が道路と出会う」って? マツダ「ボンゴ」から誕生した「スポーテージ」が初の大幅改良へ
起亜のコンパクトSUV、「スポーテージ」改良新型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。フェイスリフトで先進ライトを搭載 【他の写真を見る】厳重なカモフラージュに覆われた改良版スポーテージ 初代スポーテージは1993年、当時同ブランドがライセンス生産を行っていた、マツダ「ボンゴ」のコンポーネントを流用して誕生した。第5世代となる現行型(NQ5型)は2021年に発売、30年以上の歴史を持つスポーテージは、同社のラインナップで重要なモデルであり、CセグメントSUVクラスで競争力を保つために初のフェイスリフトが実施される。 ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプは、起亜特有のパネルカモフラージュで覆われているが、内部にバケットシートとロールケージが確認できる。 改良新型では、V9、EV3、ソレントなど、Kiaの最新の電気自動車からインスピレーションを得た、高度なデザイン要素とテクノロジーが組み込まれるという。 注目は「星の光が道路と出会う」と表現される、スターマップ・ライティングシステムの採用だ。「EV9」などから流用される傑出した機能は、美的魅力を高めるだけでなく、視認性と安全性も向上させる。複雑な星座のようなパターンは、単なる見せかけではない実用的な目的があり、歩行者からより目立つようになり、夜間の運転中の安全性が高められる。 足回りでは、新しいダイヤモンドカットのアルミホイールが見られる。また後部では、LEDテールライトが以前と同じ位置にあるが、メッシュの下を見ると、新しいライトシグネチャーが採用されることがはっきりとわかる。 スポーテージは、現在おなじみの12.3インチデュアルスクリーンを車内に搭載した最初の車の1つであり、タッチセンシティブ・クライメートコントロールパネルは、その後 EV6、EV9、ソレントでも使用されている。同様のサイズの新型EV3は3画面構成で発売されるが、スポーテージでは、同じデュアルスクリーンレイアウトを維持し、完全電気自動車と内燃エンジンSUVを差別化する可能性もありそうだ。 パワートレインに関しては、すべて1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンをベースに、マイルドハイブリッド、より強力なハイブリッドガソリン、そして最高級のプラグインハイブリッドという、これまでと同じラインナップが予想される。 スポーテージ改良新型のワールドプレミアは、最速でも2024年終わりだろう。
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