一回に左飛に倒れる慶大・清原正吾。この試合は4打数無安打だった＝神宮球場（撮影・中井誠）

東京六大学野球秋季リーグ第6週第2日（20日、慶大4－5x法大、神宮）法大は慶大に延長十回の末、5－4でサヨナラ勝ち。プロ野球通算525本塁打の清原和博氏（57）の長男、慶大・清原正吾内野手（4年）は4打数無安打。ドラフト前最後のアピールチャンスを生かすことができなかった。 「4番・一塁」で先発した慶大・清原のバットから快音は響かなかった。ドラフト候補の法大・吉鶴と山城の前に2三振を含む4打数無安打。「満足いく結果が出なかった。4番である僕が打てなかったことに責任を感じる」と肩を落とした。 ドラフト前最後のアピールチャンスを生かせなかった。法大との2戦で8打数無安打。今秋リーグ戦で2本塁打を放った長打力は鳴りを潜めた。24日に迫るドラフト会議への意識について「特にないです」と言葉少な。今秋アピールできた部分については「（9月28日の）明大戦の本塁打が一番印象に残る」とした。 大学での公式戦は早慶戦を残すのみ。「持っている全力をぶつけたい。塾生である以上、早稲田に負けられない使命がある」と言葉に力を込めた。（児嶋基）