西日差す奈良公園 染まる紅葉さらに真っ赤で観光客ら笑顔
西日差す奈良公園 染まる紅葉さらに真っ赤で観光客ら笑顔 THEPAGE大阪
7日の近畿地方は、高気圧に覆われ各地で青空が広がる好天に恵まれた。だが、気温の方は少し低めで、大阪管区気象台によると、大阪市内の同日の最低気温は7.4度と冷え込む日が続いている。一方で奈良地方気象台によると、奈良市内の同日最低気温は3.1度とさらに冷えこんでいる。そんな中、奈良市内の奈良公園では、寒さとともに紅葉が進み、現在見ごろを迎えている。
奈良公園は朝から多くの人でにぎわいを見せ、午後になってもその人並みは絶えず、赤や黄色に染まった木々のもと、歩いているシカに「鹿せんべい」を食べさす外国人観光客の姿が多く見られた。 また、修学旅行や遠足などで各地から多くの学生も訪れており、あちらこちらで記念撮影を楽しむ光景もみられた。そんな中、午後3時をすぎると、西日が差し染まった木々の紅葉がさらに鮮やかな赤色に変化するように見える。 東京からカップルで旅行に来たという男性(34)は「古都・奈良に興味があってきたけど、まさかこんな光景が見られるなんてうれしい。仕事を休んで来た甲斐があった。記念撮影してもらえますか」とうれしそうに話していた。
また、大阪市内から来たという30代の女性2人組は「紅葉情報で見ごろと載っていたのでJRで来た。1時間足らずでこれだけのものを見られるならラッキーですね。もうちょっとのぼって、春日大社でパワースポットの恩恵を受けてきます」と言いながら、上りの坂道を歩いていった。 大阪管区気象台によると、あす8日の近畿地方は、高気圧に覆われて概ね晴れるが、北部は寒気の影響で雲が広がりやすく、朝から昼過ぎにかけて雨の降る予報だという。