佐藤大空“ライオン”との唐突な別れに、柳楽優弥“洸人”ら大人たちが力を合わせる「これ以上、2人の幸せを奪わないでください」<ライオンの隠れ家>
柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第9話が12月6日(金)に放送される。同作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。完全オリジナルストーリーで描かれ、温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合っていく。 【写真】佐藤大空“ライオン”を初めて見掛けた場所を見つめる柳楽優弥“洸人”&坂東龍汰“美路人” ■平穏に暮らす兄弟が“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス 洸人の職場の後輩・牧村美央(まきむら・みお)役にはTBSドラマ初出演の齋藤飛鳥が決定。また、洸人の職場の同期・貞本洋太(さだもと・ようた)役で岡崎体育、美路人が働くデザイン会社のデザイナー兼CEO・船木真魚(ふなき・まお)役で平井まさあき(男性ブランコ)、美路人の同僚の自閉スペクトラム症のアーティスト・小野寺武宏(おのでら・たけひろ)役で森優作が出演中。 さらに、小森兄弟とライオンを監視する不穏な青年X・柚留木役に岡山天音、小森兄弟を昔から見守る定食店の元店主・吉見寅吉(よしみ・とらきち)役にでんでん、洸人たちに近づく週刊誌記者・工藤楓(くどう・かえで)役に桜井ユキ、山梨県警の刑事・高田快児(たかだ・かいじ)役に柿澤勇人、情報を売るスナックのママ・須賀野かすみ(すがの・かすみ)役に入山法子、楓の後輩記者・天音悠真(あまね・ゆうま)役に尾崎匠海(INI)が配役。 そして、“ある事件”に大きな関わりを持つ人物・橘祥吾(たちばな・しょうご)役の向井理、小森兄弟の母親・小森恵美(こもり・えみ)役の坂井真紀、洸人の幼少期を演じるドラマ初出演の大角英夫、幼少期の小森兄弟に関係するキーパーソンとして登場する宮崎優、洸人と美路人の異母姉弟の姉・橘愛生(たちばな・あおい)役の尾野真千子らが脇を固める。 ■これまでの放送では―― 市役所に勤務している洸人(柳楽)は、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)と2人で凪のような平穏な日々を過ごしていた。両親を早くに亡くしてからは、常に弟のルーティンに合わせ、同じ時間に起き、家を出て、市役所の仕事を終え、デザイン会社で働く美路人を迎えに行く生活を送っていた。 そんなある日、兄弟の前に突然「ライオン」と名乗る男の子(佐藤)が現れる。家に上がり込み「ここで暮らす」と言うライオンに、美路人はパニックになってしまう。洸人は変化が苦手な美路人のため、そしていつも通りの日常を取り戻すため、ライオンを警察に保護してもらおうと考える。 しかし、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」と差出人不明のメッセージが届き、そのメッセージから、幼少期に数年間だけ一緒に暮らしていた異母姉弟の姉・愛生を想起。さらに、ふとした瞬間にライオンの体にあざがあることに気が付く。 その頃、山梨では、祥吾(向井)が必死の形相で、妻・愛生(尾野)と息子・愁人(=ライオン)(佐藤)の行方不明届を提出していた。次第にそれは、“母子行方不明事件”として世間で取り沙汰されるようになる。 ある夜、突如洸人のスマホに愛生から「会いたい」とメッセージが届く。洸人は愛生の事情が分からない状況でライオンと会わせるべきか迷うが、母親に会いたがっているライオンの様子を見て、美路人とライオンと3人で指定された場所まで会いに行くことを決意。 しかしそこに、美央(齋藤)と警察が別々に現れ、美央はライオンを抑え込み、警察は愛生を連行していってしまう。洸人は状況が飲み込めない中、傷ついたライオンと共に家に帰る。 一方、警察に連行された愛生は、息子・愁人を殺害したとほのめかす。そのニュースを知った洸人は明らかなうそにますます混乱。さらに、追い打ちをかけるように、ライオンのスマホに再びメッセージが届く。 翌日、指定された場所に行くと、柚留木(岡山)が洸人を待ち受けていた。そこで、美央が起こした行動の理由と、愛生とライオンのこれまでの驚愕の事実が明かされる。 一方、愛生が息子の愁人を手にかけるはずがないと確信している祥吾は、愁人の写真や身体的特徴をメディアに公開して情報提供を広く呼び掛けていた。 ライオンの存在がメディアに知られるのは時間の問題で、ライオンを守ることを最優先しようと考えた洸人は、美央や貞本(岡崎)の力を借り、美路人とライオンの3人で離れた場所に身を寄せる決心をする。美路人らには旅行と称して住み慣れた家から離れる洸人だったが、同じ頃、祥吾が小森家へと向かう。 警察で愛生と面会した楓(桜井)は、彼女に洸人からのメッセージを伝え、釈放後どうしたいかを聞く。釈放当日、愛生は再び柚留木の力を借りて、ライオン、洸人、美路人が待つ佐渡島へ向かうことに。 佐渡島に到着した愛生を迎えた洸人は、久しぶりに会う姉とどう接していいのか分からず困惑。しかし、愛生はお構いなしに洸人らを自分のペースに巻き込み、息子との再会を心から喜ぶ。 その夜、洸人は愛生を呼び止め、最愛の息子を託した思いや祥吾のDVのことなど、すべての事情を聞く。そして洸人自身もまた、長年積もった思いの丈を初めて姉にぶつける。 その頃、天音(尾崎)は、たちばな都市建設と亀ヶ谷議員に関する気になる情報を入手していた。 ■第9話では―― 愛生とライオンが、佐渡島のペンションから連れ去られた。洸人から2人がいなくなったと連絡を受けた柚留木は、新潟側のフェリー乗り場で愛生らが下りてくるのを待ち構えるが、そこに現れたのは祥吾の息が掛かった樺島(後藤剛範)だった。 一方、洸人は、ライオンが別れも告げずいなくなって困惑する美路人に、どうやってペンションから今すぐ出ようと説得するか、考えを巡らせる。そして、ライオンが忘れていったぬいぐるみを手に「これを一緒に届けに行こう!」と提案。2人で佐渡島を出て、愛生とライオンを救いに橘家へ向かうことに決める。 しかし、そこに愛生とライオンの姿はなかった。2人の居場所が分からないまま、小森家に戻るしかない洸人と美路人。このまま元の2人の生活に戻ってしまうのかと、悶々とした感情を処理できずにいた。その頃、愛生はある覚悟を決めて祥吾と会っていた。 ――という物語が描かれる。 ■突如訪れたライオンとの別れ 力を合わせる大人たち 公式HPなどで公開されている予告動画では、「ライオンのお父さんが来て、一緒に帰ったみたい」と美路人に説明する洸人や、「洸人とみっくん(美路人)とバイバイしてない」と愛生に話すライオン、絵が描けなくなってしまった美路人の姿などが描かれている。 一方で、祥吾が「どうしてこんなことになったのか、自分でも分からない」と、愛生とライオンが遊具で遊ぶ姿をそばで見つめる姿や、自分に向けられたライオンからの優しさに戸惑い、不器用に「ありがとう」と伝える姿も映し出されている。 また、離れ離れになったライオンのために力を合わせる楓、天音、美央、柚留木らの姿も描かれ、ついに洸人が「これ以上、2人の幸せを奪わないでください」と祥吾と真っ向から対峙している。しかし、ラストには「みっくん…ごめん…」と泣き崩れる洸人の姿も。 第9話放送を前に、SNS上では「予告で泣けるドラマは初めて」「洸人の涙がつらい」「みっくん、そりゃ描けなくなるよな…」「急にいなくなるのつらすぎる」「この家族の笑顔を奪わないで」「みんなが幸せになってほしい」といった声などが上がり、話題となっている。 金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第9話は、12月6日(金)夜10:00よりTBS系にて放送。 ※宮崎優の崎は正しくは「立つ崎」
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