日本女子、史上最多GPファイナルに5人進出 坂本花織は浅田真央さん以来の連覇へ
◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ第6戦・中国杯 最終日(23日・重慶) 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の千葉百音(木下アカデミー)は、141・05点、合計211・91点で2位だった。ステップで転倒の思わぬミスも、ジャンプは全7本とも着氷してみせた。 GP第4戦・NHK杯の2位に続き、2戦連続の表彰台で、自身初のGPファイナル(12月・フランス)進出を決めた。 SP3位の住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)は131・97点、合計は自己ベストの202・45点で4位。SP5位の渡辺倫果(三和建装・法大)は、127・87点、合計196・95点で5位。冒頭に大技・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りるも、他で転倒するなどミスがあった。 GP第1戦・スケートアメリカ優勝者のアンバー・グレン(米国)が、144・70点、合計215・54点で優勝。SP4位の金采衍(韓国)が、139・20点、合計208・47点で3位だった。 今大会をもって、GP全6戦が終了。成績上位6人によるGPファイナル(12月・フランス)進出者も確定し、日本女子は過去最多の5人が出場権を得た。樋口新葉(ノエビア)、坂本花織(シスメックス)、吉田陽菜、千葉百音(ともに木下アカデミー)、松生理乃(中京大)がシーズン前半戦の世界一決定戦に挑む。唯一の海外勢は、トリプルアクセル(3回転半)を武器とするアンバー・グレン(米国)となった。 前回女王の坂本は、13年大会の浅田真央さん以来となる日本女子GPファイナル連覇を狙う。
報知新聞社