トヨタの第5世代ハイブリッド「ハイブリッド130」とは!? ヤリスクロスに搭載してよりパワフルになった新型がヨーロッパで登場!
居住性とコネクティビティ性能を重要視したインテリア
新型ヤリスクロスでは、近年、重要視される騒音・振動低減のためのさまざまな対策が追加されている。顧客の声を反映し、ロードノイズ、エンジンノイズ、風切り音の対策として、主要な競合車種をベンチマークし、クラストップレベルの性能が実現されている。エンジンノイズに関しては、左側のエンジンマウントにダイナミックダンパーなどを追加。風切り音やロードノイズ対策としては、フロントガラスとリアガラスに厚めのガラスが採用された。 キャビンには、新しいユーザーエクスペリエンスとして、ドライバーの好みに合わせて設定やカスタマイズが可能な運転席メーター・ディスプレイと、よりパワフルで反応が速く幅広い機能を提供するマルチメディア・システムが搭載される。グレードによって、運転席のコンビメーターは7インチまたは12.3インチ、マルチメディア・タッチスクリーンは9インチまたは10.5インチとディスプレイサイズはクラス最大級だ。グレードによってはヘッドアップディスプレイも用意され、ドライバーは主要な運転情報にさらにダイレクトにアクセスできる。 また、簡単で直感的な操作のために設計されたトヨタ・スマートコネクト・マルチメディアシステムは、入力に対するレスポンスが早くなっている。クラウドベースのナビゲーションが標準装備されており、ルート、交通、遅延などの最新情報にアクセスできるほか、音声認識システムも強化され、自然な会話や要求を認識できる「ヘイ・トヨタ」ボイスエージェントが搭載されている。Apple CarPlay/Android Auto両方のワイヤレス接続にも対応している。
「T-Mate」パッケージ、「TSS」システムを全車に標準搭載
トヨタは、新型ヤリスクロスをクラスで最も安全なクルマにすることを目指し、アクティブセーフティとパッシブセーフティ、そして運転時のストレスを軽減する機能を豊富に搭載した。トヨタ「T-Mate」パッケージを搭載し、クルマをより安全に、運転しやすく、駐車しやすくする機能が豊富に搭載されている。また、最新世代のトヨタ・セーフティ・センスシステムの導入など、他のB-SUVモデルには追加オプションとして設定されていたり、設定されていなかったりすることが多いこれらの機能が、ヤリス・クロスでは全車に標準装備されている。 最新の強化機能として、衝突防止のカメラレーダーシステムはスキャン範囲を拡大するだけでなく、新たに加速抑制機能が追加され、先行車との衝突の危険性があると判断した場合、つまり、踏み間違えによる急発進などのケースで急加速を抑制してくれる。 また、夜間走行時のドライバーの前方視界を向上させるアダプティブハイビームシステム(AHS)がヤリスクロスに初採用されている。オプション設定となるが、LEDのロービームとハイビームを統合し、前方照明をより正確に制御することで、対向車のドライバーを眩惑するリスクを自動的に回避しながら、照度を最大化することができる。
2024年型にも「GR SPORT」がラインナップ!
新型ヤリスクロスにも、トヨタのモータースポーツにインスパイアされた「GR SPORT」が設定される。専用の18インチダークグレーアルミホイール、レッドステッチ入りの特注スポーティシート、GRおよびGR SPORTのバッジを外装と内装に配し、よりスポーティな外観に。また、サスペンションもより魅力的な走りのためにチューニングされている。
MotorFan編集部