50年前、何を入れた?校舎取り壊しも敷地内で眠っていた“タイムカプセル”開封 また一つ卒業生の思い出に【山形発】
「義務は果たせたな」笑顔で語る
集まった卒業生の中には「50年後の私」というテーマで“作文”を書いた記憶を持つ人が多くいたが、実際は作文ではなく“寄せ書き”だった。 「作文ないじゃん、あれ?作文、苦労して書いたんだけどなあ。50年後って想像できなくて、『57歳の自分ってどうなの?』と、苦労して書いた記憶がある」と少し残念がった。 50年という時間は長く、タイムカプセルに保存していた資料の中には、汚れて読めなくなったり、色が失われた写真などもあった。 一方で、当時の状態を克明に残した資料もあり、集まった卒業生たちは出てきた宝物にじっと目を通していた。 卒業生の佐藤尚史さんは、「箱が出てきたときはすごくワクワクした。タイムカプセルを開封したということで、まずは西山小学校いよいよ閉幕かなという感じがしている。『義務は果たせたな』みたいな」と笑顔を見せた。 佐藤さんによると、タイムカプセルから出てきた絵画など個人が特定できる資料は、今後書いた人に届けたいという。 50年の時を経て、卒業生たちの間に思い出がまた1つ刻まれた。 (さくらんぼテレビ)
さくらんぼテレビ