見上げてごらん、極楽浄土を 福島・いわきの国宝「白水阿弥陀堂」 11月2日から夜間特別拝観
福島県いわき市の国宝「白水阿弥陀堂」で11月2日、夜間特別拝観が始まる。昨年は台風13号に伴う記録的大雨で中止となった。30日にはプロジェクションマッピングが報道機関に事前公開され、極楽浄土の世界が鮮やかによみがえった。 映像は約4分間。「蓮(はす)の誘う、天井への旅路」をテーマに、かつて天井に描かれていた古典文様「宝相華(ほうそうげ)」などが映し出される。 白水阿弥陀堂は昨年の水害で床上浸水した。建物や仏像は損壊しなかったが、浄土式庭園も含めて今も復旧作業が続く。市などは2年ぶりのイベントで、観光客の増加を期待する。 夜間特別拝観は11月10日までで午後5時~8時半。紅葉もライトアップする。入場料は大人1000円、小学生以下500円。
河北新報