朝ドラ『おむすび』で四ツ木翔也役を好演の佐野勇斗、ヒロインとの関係性に「翔也は米田家の呪いにほれた」
今週の連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合ほか)では「おむすび、恋をする」と題する第7週が放送されており、ヒロイン・米田結(橋本環奈)が高校球児・四ツ木翔也への恋心を自覚し、2人の恋模様が描かれている。 【写真】結からの告白に応える翔也 ヒロイン・結が思いを寄せる相手である四ツ木翔也は、栃木から福岡西高校に野球留学中の高校球児で、四ツ木という姓と眼鏡姿から「福西のヨン様」と呼ばれている将来有望なピッチャーという役どころだ。作中では、結が暮らしている糸島に野球部の練習場があり、結とは時々出くわすうちに少しずつ心を通わせてきた。 そんな翔也役を演じるのは5人組ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーで俳優の佐野勇斗。結と翔也の関係性に変化が生じる第7週について、自身が演じる翔也というキャラクターの魅力や、翔也が結に恋心を抱いたタイミング、今後の見どころなどについてコメントを寄せた。 ■ 役づくりでは力まずに自然体を意識「翔也と僕は共通点が多い」 今作が朝ドラ初出演である佐野は「インタビューを受ける際に『将来の夢は何ですか』とよく聞かれるので、グループとしての夢はドームツアー、僕個人としての夢は朝ドラに出たいとずっと答えていました」と語り、そのきっかけのひとつは朝ドラが好きな祖父母の存在だったという。 「祖父母がずっと朝ドラを見ていて、僕も遊びに行ったときに一緒に見たりしていました。そのときに『これに出て欲しいな』と言われていたのをずっと覚えていたので、祖父母孝行できたらと。仕事を通して家族や身近な人を喜ばせたいという気持ちが大きいですね。なので今回出演が決まって、家族もとても喜んでくれました」と、出演が決まった時の気持ちを振りかえった。 自身の役柄を問われると「翔也は本当に純真でド直球の愛すべきキャラクターで、応援したくなります」と答えた佐野。 役作りについては「翔也と僕は共通点が多いんです。翔也はノートに目標を書いて、その実現に向かって努力していますが、僕も日記に夢や目標を書くことを何年も続けています。『朝ドラに出たい』という目標も日記に書いていました。ほかにも、ウソをつけなくて周りに『アホやん』なんて言われたり、涙もろかったりするところも自分と似ているなと思います。純粋すぎてちょっと抜けているのが翔也の可愛いところなので、力まずに自然体で演じることを意識しています」と明かした。 ■ 翔也が結への恋に落ちたタイミングは? 本日放送された第32回では、結からの告白を制止した翔也が「今は交際できないが結と同じ気持ちを抱いている」ことを告げ、「俺が甲子園に行ったら、米田結が好きだって告白する!」と、告白を「予告」するシーンがSNSでも話題となった。 佐野は「翔也にとって結は、ずっと『なんだか気になるし、気付けば考えてしまう存在』でした。結と翔也は何度も出くわしますし、その度に翔也は結のことをとても気にしているんですが、翔也はかなり初心(うぶ)なのでそれが恋だとは気づいていないんです。最終的に翔也がしっかり恋に落ちたのは、 結が手をけがしながらも毎日弁当を作ってくれたときだと思います」と分析。 そして「結は『与える人間』なんです。はじめて2人が出会ったシーンも、結は泣いている子どものために帽子を拾おうと海に飛び込んでいます。人のために行動することができる。僕自身も、エンターテイナーとして誰かに感動やエネルギーを与える人間になりたいと思っているので、結のそういうところが素敵だと思います。結はそれを呪いだと言いますが、翔也は米田家の呪いにほれたんだと思います」と、結への恋心を自覚したタイミングや、2人の関係性の変化について語った。 ■ 第7週で放送される翔也のセリフに「僕自身も励まされた」 最後に今作の魅力について「僕自身が人間関係などを大事にしたいと思っているので、(ヒロインの)『結』の名前のとおりつながりを大切にする物語なのが素敵だと思っています。物語が分かりやすく、元気で明るい登場人物が多いので、朝から楽しんでいただけると思います」とコメント。 そして「今週放送される、翔也が夢について話すあるセリフがとても良いんです。演じている僕自身も翔也に励まされました。翔也の夢に向かってまっすぐな姿を見て『自分も頑張ろう』と思っていただけたらうれしいです」と視聴者へのメッセージを送った。明日放送の第33回では、結が翔也との今後の付き合い方を考え、メル友になることを提案する。