「中学受験」は小6スタートでも大丈夫って本当? 東大卒プロ家庭教師が明かす“令和の新定番”
令和の中学受験、今までとは大きく変わっています!
「この子は最後には伸びるな」「この親子はうまくいきそうだな」 東大卒のプロ家庭教師という異色の経歴を持つ著者が、20年以上にわたり約3000家庭を見てきた中で導き出した中学受験を成功させる法則。その法則を分かりやすく解説し、合格に必要な行動が具体的に明確になる一冊『中学受験 奇跡を引き出す合格法則』をご紹介! 【中学受験】合格のために両親が絶対に「やってはいけないこと」と「やるべきこと」 今回はその中から「小6スタートは令和の新定番」というトピックスをピックアップ。中学受験は小4からという今までのセオリーを覆す、令和の中学受験とは?
小6スタートは令和の新定番
コロナ禍を経て断然増えたのが、 「公立中学では不安だから、今から間に合う私立中学を受けようかな」 と言って、小学6年生で中学受験にシフトするパターンです。 「小6スタート」は、小学4年生から大手塾に入って、御三家や名門難関校を目指す、従来の中学受験スタイルからすると、絶対に無理ではありませんが、遅すぎると言わざるを得ません。 ただ中堅校を目指すのであれば、令和の新スタイルとして年々増加していますし、戦略としてもなかなか有効ではないか、と僕は思っています。 各塾のオンライン授業システムが充実してきたのも追い風です。塾に通わなくても勉強を進めやすくなったので、習い事や、やりたいことがある子などにもチャンスが広がってきました。 また中学受験は本人の「したい」が大前提ですが、小6スタート組は基本、意志が明確な子たちばかり。これが最大のアドバンテージです。 「スタートが遅かったからもう間に合わないかも。やるしかない」 「習い事は絶対続けたい。そのためにも○○中学に入りたい」 などと良い意味で逃げ場がないので、勉強に猛進できて、結果として合格もちゃんと果たしていくケースが多いです(親から言い出して強制したパターンで、本番で全滅した例はありますが、過去1件のみです)。
参考に、小6スタートをする場合の、基本の戦略を紹介しておきましょう。小4・小5で挫折した子の立て直しを考える際も参考にしてください。