【マレーシア】ツタヤがジョ州に国内3店目、首都以外で初
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京都渋谷区)と双日の合弁会社ツタヤ・ブックス・マレーシアは15日、地場企業とのフランチャイズ(FC)契約を通じて、マレー半島最南端ジョホール州ジョホールバルに書店「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤ・ブックストア)」を開業した。マレーシア国内で3店舗目となり、首都クアラルンプール以外への出店は初めて。 同店舗は、同日リニューアルオープンした商業施設「イオンモール・テブラウシティ」に入居。「Enjoy your child's growth together(子どもの成長を共に楽しむ)」をコンセプトに掲げ、ジョホールバルおよび隣接するシンガポールのニューファミリー(子連れ世帯)をメインターゲットとする。 店舗面積は2,399平方メートルで、英語、中国語、マレー語、日本語の書籍や雑誌、文具・雑貨を販売するほか、マレーシアと日本の食文化を融合させたメニューを提供するカフェ「IVY TOKYO」を併設する。ニューファミリー層向けに絵本を多数取り扱うほか、カフェではお子様セットも提供。親子で参加できるワークショップなど体験型イベントも開催する予定という。 ツタヤ・ブックス・マレーシアは、地場企業とのフランチャイズ契約を通じて、2022年7月にクアラルンプールに高級業態の複合型書店「蔦屋書店」を、昨年10月に大衆市場向けの書店「ツタヤ・ブックストア」をそれぞれ開業した。 同社は来年、カンボジアで出店を予定しており、アジア太平洋地域でのビジネス拡大も視野に入れながら、蔦屋書店とツタヤ・ブックストアの出店を推進していくとしている。