【高校野球】帯広大谷は因縁の相手・旭川東と対戦…荒木拓翔中堅手「成長したことを証明したい」…北北海道大会13日開幕
北北海道大会は13日に開幕する。12日は会場となる旭川スタルヒン球場で公式練習が行われた。15日の1回戦で旭川東と激突する帯広大谷は、守備練習で土の感触などをしっかり確認。2年前は2回戦で7回コールドの完敗を喫した因縁の相手に対し、当時から主砲の荒木拓翔中堅手(3年)がリベンジを誓った。 「この2年間で成長したことを証明したい」。荒木の全身から気合がみなぎっていた。2年前の夏は1年生ながら4番に座ったが、2回戦の旭川東戦は3打数3三振。「やりたいことを何もやらせてくれなかった」と大きな悔いを残した。 パワー不足を思い知らされて以来、1日も欠かさず筋トレに励み、178センチ、79キロの体は180センチ、86キロまでサイズアップ。打ち損じても外野の頭を越すほど打球が伸びるようになった。地区予選は6打数4安打4打点。音更との初戦では高校通算10号も放った。 エースの市村凪、捕手の森浦直也、左翼手の家次陽希(いずれも3年)も同じく1年時から主力。組み合わせが決まってから、誰もが雪辱を思い描いてきた。悔しさを知るメンバーが、11年ぶり甲子園への道を切り開く。(石井 睦)
報知新聞社