坂東玉三郎&春風亭小朝 歌舞伎と落語がコラボ 一夜限りの公演を夏開催 「とにかくワクワクしている」
歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんと落語家の春風亭小朝さん(69)が8日、『歌舞伎座特別公演』(7月25日)の取材会を行い、お互いの印象について語りました。 【画像】坂東玉三郎×春風亭小朝 一夜限りの舞台 登場人物を演じ分け これまで2人は、去年7月京都・南座と今年1月大阪松竹座で舞台共演してきました。そして今回、3度目の共演が東京・歌舞伎座で、一夜限りの公演として行われます。上演される演目は、三遊亭円朝口演『怪談 牡丹燈籠』より「御札はがし」と『越路吹雪物語』です。
お互いの印象について玉三郎さんは「江戸言葉が流ちょうにしゃべれる人が身近にいるのが印象深い。(人柄については)僕の思った通りにやってくれる感じの人ですね」と話しました。
一方、小朝さんは「僕、踊りのこととか、お芝居のこととかいっぱい質問するんです。返ってくる答えが、ものすごく短く、端的に核心だけをつく答えが返ってくる。落語界そんな人はいないんですよ。とても勉強になります」と語りました。 今回、新しく開場した歌舞伎座に初出演する小朝さんは「『越路吹雪物語』は、ずいぶん前に自分でつくりまして、何回か高座にかけていました。『牡丹燈籠』は、本当にワクワクしています。高座では『牡丹燈籠』は普段しゃべります。玉三郎さんは舞台で『牡丹燈籠』、おやりになりますので、一緒にやったらどうなるのか、とにかくワクワクしている、お客さんにも楽しんでいただけると思います」と語りました。 『怪談 牡丹燈籠』では、玉三郎さんと小朝さんが高座で登場人物を演じ分ける舞台を上演します。