スピードスケートの全日本距離別選手権は25日に長野・エムウェーブで開幕する。 2026年冬季五輪のプレシーズンに当たる今季の初戦。女子のエース、高木美帆（TOKIOインカラミ）が24日、試合会場で取材に応じ、「いろいろ試せる最後のシーズンが始まる。もう一つ次のステップへ、という気持ちでいる」と意欲を見せた。 今大会は、ワールドカップ（W杯）の前半戦などに出場する日本代表の選考を兼ねる。高木は軸足を置く1500メートルなど4種目にエントリーしたが、体調面を考慮して出場種目を絞る可能性もある。 男子の森重航（オカモトグループ）は「大会を非常に楽しみに待っていた」と笑みを浮かべた。昨季はW杯の500メートルで種目別優勝を遂げ、オフも順調に練習を積めたようだ。新濱立也（高崎健康福祉大職）は昨季終盤に腰椎を骨折する大けがをしており、「全開で滑る最初のレースになる。どこまでみんなと対等に戦えるか」と不安ものぞかせた。
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