ママ友の旦那様は「自衛官」で、しばらく帰っていないこともあるそうです。なかなか大変そうな仕事ですが「給与」はどれだけもらえているのでしょうか…。
自衛官は、日本の安全と平和を守るために日々訓練を重ねる重要な役割を担っています。その仕事は厳しく、責任も重いため、大変な職務とされています。そんな自衛官たちはどれくらいの給与をもらっているのでしょうか。 今回は、自衛官の仕事と給与について詳しく紹介します。 ▼「公務員は安定している」って本当? 定年退職の割合や退職金の平均額を教えて!
自衛官の仕事について
自衛隊は、国家の平和と独立を守ることを使命としており、領土・領海・領空の防衛活動や、災害時の救助や医療支援、国際平和協力活動など、多岐にわたる分野で活躍しています。 自衛隊は、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の3つの部隊に分かれており、それぞれが異なる専門分野で活動しています。 ●陸上自衛隊:主に地上での防衛活動や災害救助を担当します。地震や台風などの自然災害や海難・航空機事故などの際に、救助活動に従事します。在職期間中を通じて、学校や部隊などで階級や職務に応じた教育訓練も実施しています。 ●海上自衛隊:海上での防衛や災害救助を担当します。地震、豪雨などの被災地にて、海上から救難、支援を行います。 ●航空自衛隊:空からの防衛活動や災害救助を担当します。航空機を使った偵察や輸送、空中救助などがその任務です。 自衛官はこれらの活動に加え、国内外での平和維持活動や訓練も行わなければなりません。日々の訓練は厳しく、身体的にも精神的にも強靭さが求められるでしょう。
自衛官の給与構成
自衛官は公務員であるため、給与は民間の給与水準を基本とし、信頼性と公正性を確保しています。しかし、自衛隊の任務の特殊性を考慮し、独自の各種手当が設けられています。表1は自衛官の給与の構成です。 表1
※防衛省「自衛官の人事・給与制度の概要」を基に筆者作成
自衛官の収入
防衛省自衛隊帯広地方協力本部によると、高校卒業後に自衛官候補生として採用された後の初任給は「15万7100円」、2等陸士任官後(3ヶ月経過後)は「19万8800円」です。全国平均初任給は「18万9723円」であるため、3ヶ月後には民間よりも高収入を得られる可能性があるということになります。 なお、自衛官になった後の平均年収は表2の通りです。 表2