米メディアはマリナーズ菊池の日本式ルーティン問題に注目
菊池は、さっそく、この日の2度目の登板で、大幅にそのルーティンを修正した。メジャーの公式サイトもその点に注目。わざわざ「菊池が大リーグでの投球を修正」との見出しを取り伝えた。 「菊池は、90マイル中盤(約153キロ)の直球、発作的に2度足を上げるワインドアップフォーム、打者のバランスを外し続ける幻惑のピッチングを誇る。彼は土曜日のロイヤルズ戦に0-8で敗れる中、また一度、同様の効果的な投球を見せた。先頭打者のビリー・ハミルトンと3番打者のアダルベルト・モンデシーを三振に打ち取り、完璧な1回を仕切って見せた」と、ロイヤルズ戦での登板内容を絶賛する記事の中で、このルーティン問題を取り上げた。 「(初登板となった)月曜日、菊池の試合前の練習ルーティンには、膨大な量のランニングとマウンドに上がるかなり前から始めたストレッチが含まれた。対してメジャーでは、ほとんどの投手は、ホームベース付近で毎試合行われる試合前セレモニーや、その後の国歌斉唱が行われる間にウォームアップを開始する。菊池は、土曜日(のロイヤルズ戦)では、彼のこれまでのルーティンを大幅に変えた。その修正は彼にとって容易に行われたようだ」と紹介。ロイヤルズ戦の試合前ルーティンが大幅に短縮されたことを明らかにした。 入団記者会見に英語で臨むなど、そのメジャー順応能力の高さが評価されていた菊池は、本番に向けて不安要素のひとつを解消したようである。