節約ポイントやトレンドは? キッチンリフォームに関する7つのアンサー
カラースキームから収納まで、キッチンをリノベーションするには、考えなければいけない要素が山積み。そこで「ハウス・ビューティフル」は、読者から質問を募集。新しいキッチンを設置する人や、費用対効果の高いやり方でキッチンをアップデートしたいと考えている人……。さまざまな質問に、デザインスタジオ、ア・ニュー・デイの設立者でインテリアデザイナーのアンドリュー・グリフィスが答えてくれた。専門家ならではのアドバイスに、耳を傾けてみて。UK版「ハウス・ビューティフル」より
最初に決めるべきことは?
アンドリュー・グリフィス(以下、AG):おすすめは、電気製品まわり。配管や排水口の関係で、キッチンの電気製品や設備を置く場所は限られてしまいます。建築業者や配管工の助けを借りられるのであれば、主要なアイテムの設置計画を立てることができます。例えば、オーブンや冷蔵庫、食洗機などですね。そうすれば、他のレイアウトも自然と決まってきます。少なくとも、方向性は見えてくるはず。 予算に関しては、優先順位がつけられるように、いくら使えるのかを明確にしておきましょう。妥協しなくてはいけない局面が訪れたら、どの部分を譲れるのか、あるいはそうでないのかは、自分自身が一番わかっているはずです。
予算がタイト。何に投資し、何を節約すべき?
AG:ワークトップや取っ手、水栓など自分の手がもっとも多く触れるところに予算をかけてください。目立たない部分は節約しましょう。例えば、低価格のユニットに高品質のドアを合わせてみてはいかがでしょうか。
キッチン自体を入れ替えることなく、アップデートするには?
AG:外観を変えるのに最適な方法は、扉を変えること。既存のユニットに合う扉をカスタマイズしてくれる業者がいるので、チェックしてみてください。あるいは、スタンダードサイズのユニットをお使いなら、さまざまなカラーやテクスチャー、スタイルの既製品から選べる可能性も。自分で塗るのもおすすめです。しっかり準備さえすれば、どんなものも塗ることができます。このやり方なら低予算にも関わらず、キッチンに大きな変化をもたらすことができます。あとは、取っ手をお忘れなく。この質を上げるだけで、雰囲気がかなり変わりますよ。