【結果を求められた天皇杯2回戦、J1川崎のポジティブな4要素(2)】ユース出身3トップが初お披露目も、宮城は「スタメンからやってかないと」と決意新たに。再競演へ活躍誓う
天皇杯2回戦でソニー仙台と対戦した川崎フロンターレで、大きなニュースがあった。宮城天の公式戦出場だ。 ■【独自撮!】瀬古樹→脇坂泰斗→マルシーニョ→山田新で奪った「川崎フロンターレの先制ゴール」場面!■ 昨年は長崎、そしてモンテディオ山形とJ2のクラブを渡り歩いて自身を磨いた。しかし、昨年12月4日に左内側半月板損傷の手術を行い、以来、懸命のリハビリが続いていた。3度目の対外試合出場となった6月3日のトレーニングマッチでフル出場して1ゴール1アシスト。ピッチに戻れる感覚を手にしたうえで、ついに帰ってきた。 試合後の宮城に率直な手応えを聞けば、「自分が練習でできてる部分が公式戦でどう出せるのかと思ってましたけど、そこまで変わりなく、変に気負うこともなくできた」と力強く振り返る。そして、迷いがあると良くないと考えたからこそ、「強気で行こうと思った」とこの試合に挑んだ心構えも説明する。 トレーニングマッチで出場したのは右サイド。この試合でも右サイドでの出場の予定だったというが、実際には左サイドで出場した。意外だった“サイド交換”について聞けば、「右でも左でも、ゴールを取るとかゴール前に入っていくとか、そういう部分は変わらない」と話す。そして、「復帰したばっかりですし、アピールしないといけない立場なので、どこで出てもゴールっていう結果で応えたい」と力強く言い切る。
■ユース出身3トップの競演
この復帰戦で、宮城の耳にはサポーターからの多くの声援が届いていた。「帰ってきたなっていう思いが強いですね」としみじみと振り返ったように、武者修行とリハビリを経て等々力でプレーできた思いは強い。 そんな宮城の姿を見て、多くの人が心を躍らせた出来事もあった。それは、宮城が入ったことで、3トップが山田新、山内日向汰、そして宮城という下部組織出身の選手で構成されたことだ。これまで多くの川崎ユース出身者が世界に羽ばたいていったが、今後のチームを盛り上げる意味でも、初お披露目となった3人の同時出場は大きなポジティブ要素だ。 「3人が出て“おっ”と思ったんです」 筆者の率直な思いを宮城に投げかけると、「いや、もう自分のことで精一杯だったので、何も思ってなくて、さっき言われて気づいたんです」と明かす。ただ、次につなげた言葉が頼もしかった。 「でも、短い時間だったんで、スタメンからとかそういう部分でやってかないと。3人とも結果を残したいって必死なのであんま考えてなかったと思うんです」と話し、長い時間ピッチで競演するような活躍を残したいこと、そして、そのために全員が必死であることを言葉にしたのだ。 「(今後も)3トップで出るか分かんないですけど、一緒に出たらどんな動きをするか、ずっとやってるので分かるので、活かし合いたい」 こうも話し、活躍を誓う。 川崎の次の試合は国立競技場でのヴィッセル神戸戦となる。中断期間に積み上げたものを披露する一戦としてみせる。 (取材・文/中地拓也)
サッカー批評編集部
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