【春の訪れ】河津桜とアマゴが、川歩きでヘトヘトな身体を癒してくれた
解禁から最初の週末、暖かい日が続いていたのが嘘のような寒さ。遠くに見える富士は美しい雪化粧、キンと冷えた河原には咲き急いだ河津桜の鮮やかなピンクの花びらが舞っていた。今シーズンのスタートは河津川水系を巡りながら春を見つける釣り旅だ。 【写真】春の訪れを感じる、黄色が鮮やかな菜の花畑
山深き萩ノ入川、本谷川は水温低下で魚の姿見えず・・・
静岡県河津川。中でも七滝(ななだる)周辺は毎年訪れるお気に入りの流域である。とにかく穴場で、滅多に釣り人と出会うことがない。ルアーで狙う私達にとって、先行者がいないということはその日の釣果に大きく影響してくる大事な要素となっている。 が、しかし…。遊漁券を購入しにキャンプ場に向かっていると河原に一台の車が!こんな早朝に河原に車があるなんて釣り人に違いない!よくみると着替えをしている釣り人の姿が。なんと先行者が!萩ノ入川も本谷川も川幅が狭く小さな川なので先行者がいると厳しいのだ。こりゃどうしたものかと思いつつ、遊漁券を購入していると釣友から連絡が! 「もしかして河津にいる?」。そう、先程見かけた釣り人は友人だったのだ。彼にとって、渓流釣りで初めてアマゴを釣り上げたのが私達がオススメしたこの流域だったことを思い出した。あ~良かった。友人達が萩ノ入川へ入川したので私達は本谷川へと向かい情報交換しつつ釣りを開始する事にした。 早速一投目!ノーチェイス。細かく探りながらミノーを投げる。河原を降ったり、登ったりと場所を変えつつキャストをしていくがどこもノーチェイス!早朝の渓にはまだ陽が届かず寒さも厳しい。そのせいなのか川に生命感を感じることが出来なかった。友人達の入った萩ノ入川でもチェイスが一度もないと連絡があった。厳しい・・・。急激に下がった気温、水温のせいだろうか?友人達は早々に見切りをつけ別の支流へと向かっていった。 私達は暫し本谷川で粘る事に。あちこち釣り歩き、もうダメか~と思った時だった。滝壺にシンキングのミノーをキャストすると今日初のチェイスが!アマゴであろう良型の魚体が深みから飛び出してきた。一瞬ミノーに触れたがノーバイト。ここからはミノーチェンジをしても二度と姿を見せてくれることは無かったが「魚はいる!」そう思わせてくれる希望のチェイスとなった。