広島

（ウエスタン・リーグ、広島１―６ソフトバンク、１４日、マツダ）広島のドラフト１位・常広羽也斗投手（２２）＝青学大＝の４度目の実戦は６回７安打６失点。ほろ苦いマツダデビューとなったが、確かな収穫を実感した。 【写真】青学大時代の常広羽也斗 「普段と変わらず投げられた。お客さんがたくさんいる中で投げて、良いボールも、悪いボールもあったが、次に生かせるような投球だったと思う」 一回先頭では打ち取った当たりが右中間への二塁打となり、その後１死三塁で内野ゴロの間に１点を失った。これで初回の失点は４試合連続。二、三回は三者凡退だったが、四回につかまり４失点。五回は三者凡退、自己最長の六回はソロを浴びたが、この回を最後まで投げ、９２球で降板した。 「直球がばらけて、相手打者に変化球を狙われた。継続して投げられるように練習をしていきたい」 ３四球だったが、最速１５１キロの直球と落差のあるカーブやフォークのコンビネーションで５三振を奪った。５月７日のウエスタン・阪神戦（由宇）で実戦デビューしてから４試合に先発し防御率７・０２。高２軍監督は「球自体はいっていると思うが、経験がまだまだ必要」と指摘。最速１５５キロの有望株は２軍で実戦登板を重ね、１軍デビューに向け一歩ずつ前進していく。