ジェシー・ロドリゲスがKOで王座防衛!レジェンドとのと対戦を狙う | ボクシング
スーパーフライ級のジェシー・ロドリゲスがKOで王座防衛を果たした。次はレジェンドとの対戦を狙うと明かした。
ジェシー・ロドリゲスは強烈なアッパーカットを繰り出し、そのニックネーム「バム」の由来となった強打を再び見せつけた。 日本時間11月10日、米・フィラデルフィアで開催されたイベントで、24歳のWBCスーパーフライ級世界王者ロドリゲスがペドロ・ゲバラを下した。3ラウンドに驚異のショートアッパーでKO勝利をおさめた王者は、次のステップに視線を向けていた。 ロドリゲスはDAZNのクリス・マニックスによるインタビューで、次なる目標はタイトル統一戦を実現することだと語った。これが実現するのであれば、ロドリゲスはWBO王者プメレレ・カフかIBF・WBA統一王者フェルナンド・マルティネスと対戦することになる。 しかし、この両名との対戦が難しい場合、ロドリゲスは心に決めたターゲットがいる。それがローマン"チョコラティート"ゴンサレスだ。 「統一戦なら誰でも受ける準備はできている」とロドリゲスは語った。 ゴンサレスについては、「統一戦が実現しなければ、やらない理由はない」と付け加えた。 「チョコラティート」を倒すことは、ファン・フランシスコ・エストラーダやシーサケット・ソー・ルンヴィサイといったレジェンドに既に勝利を収めている「バム」にとって、スーパーフライ級を完全に制覇し、さらに新たなレジェンドからの勝利を戦績に加えるチャンスとなる。 「全員倒せれば最高だ」ロドリゲスは語る。 プロモーターであるエディー・ハーン氏もこの意見に賛同しつつ、「バム」が現在世界で3番目に優れたパウンド・フォー・パウンドファイターであることを指摘した。 「まるでアーティストが作品をつくっているかのようだった」ハーン氏は、ロドリゲスの強烈なノックアウトに反応した。 「(オレクサンドル・)ウシク、(テレンス・) クロフォードは素晴らしい。私は彼がパウンド・フォー・パウンドで第3位だと思う」 続けてハーン氏は「今は、統一王者になることが重要だ。統一ができないなら、チョコラティートとの戦いが面白いと思う」と述べた。 「彼は同階級のすべてのレジェンドを打ち負かしてきた。チョコラティートは史上最高のファイターの一人だが、ロドリゲスは長く活躍するだろう。多くの階級で世界チャンピオンの称号を手にするだろう。信じられないほど才能にあふれたファイターだ」 さらに、以前は2人とも対戦を望んでいなかったが、今は状況が変わっているとハーン氏は述べる。 「今、チョコラティートは挑戦を求めている。大きな挑戦を望んでいる。チョコラティートにとって今一番の対戦相手はジェシー・ロドリゲスであり、逆にロドリゲスにとっても同様かもしれない」
Mark Lelinwalla